日本の暦
暦の始まり
これ以前はどういう暦だったか不明
暦博士の名前は「固徳王保孫」
正史において初めて暦が採用されたのは持統天皇4年 (690) 11月 大衍暦 (763~859)
宣明暦 (859~1684)
貞観3年に大春日朝臣真野麻呂の申請により正式採用
以後823年使用され続ける
暦法の計算上、後代になればなるほどズレが広がってきてしまった
太陽年は (365.24464 - 365.2422) × 800 ≒ 2、すなわち800年使い続けると2日ほどのずれとなります。渋川春海が「宣明暦、天に後る二日なる」と述べているのはこの点です。
江戸時代になると誤差が2日ほど出ている
なので平安~江戸初期までの暦を知りたい場面では宣明暦を参照すればいいってことだなcFQ2f7LRuLYP.icon*3
貞享暦 (1684~1754)
三度の改暦の上奏を経ている
(らしいcFQ2f7LRuLYP.icon)
これが日本史上初の日本独自の暦
その後細かい修正が行われる
天文学に興味のあった徳川吉宗は西洋天文学を導入した改暦を意図した ご覧になった方ご意見求むcFQ2f7LRuLYP.icon
しかし下記の事情や土御門泰邦との不和が重なり、正休は退けられることに
渋川則休の急死
同4年 (1751)
吉宗の死去
宝暦5年 (1755) に土御門泰邦により宝暦甲戌元暦 (宝暦暦) が施行されるも、宝暦13年 (1763) に日食が暦に記載されなかったという大ミスが発覚 貞享暦をわずかに補正したものの、理論的には変化がない