意味符号化
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こうして意味そのものを永続的に参照できるのがデライトの画期的なところ
デライト(デルン)の原点となる発想で,その設計や開発者による運用方法を理解する上でも重要 デルンは開発者が17歳の頃(2002年)に輪郭法とともに閃いたシステムだが,それはもともと「(文字だけでなく)意味を書けるシステム」というイメージだった 文字コードのように,「意味コード」を文章に埋め込めないかと考え始めたのが確か16歳頃 議論や翻訳など,文中で使われている言葉の意味が不明確なことで起こる問題は多々ある
2ちゃんねる世代,エキサイト翻訳世代なら心当たりがあるはず
意味コードの実現は知的コミュニケーションのブロードバンド化
文字のやりとりから意味のやりとりへ
脳が直接交信しあうような体験を可能にする(疑似テレパシー)
意味を符号化するなら,対応する「意味集合」の定義が必要になる
意味集合は文字集合のように静的に定義できないだろう
個人が自分の意味集合を随時更新していくようなシステムが必要になるだろう
では意味とは何か?それはどのような構造を持っていて,どのように形式化可能なのか?→輪郭法へ この「意味集合管理」が結果的に PKM(個人知識管理)の目的と一致することになる デライトで行われているのは,絶え間ない「意味の Unicode」作り
具体的な実装イメージを固めていく過程で,文字コードのように暗黙的に埋め込まれる方式では誤入力などのリスクが高く実用的ではなく,デモもしにくく普及しそうにないという結論にいたる
語句に意味を示す人間可読な識別子を付け(知番),それをウィキのように張り巡らせていくのが現実的な実装だった ウェブ上でインパクトのあるデモを兼ねられる
デライト開発者がデライト上でやたらと文中の語句をリンク化(総輪符)しているのは,もともとそれがやりたかったことだから 強調記法を併用していないリンクは,いくら散りばめてもいいように,「辛うじてリンクであることが分かる程度の目立たない装飾」にあえて設定している
閲覧専用モードでは強調記法を併用していないリンクは非リンク化され,普通の文書のように見える
デライトの「意味の海」にぎょっとしてもらって,このコンセプトに気付いてもらうのが狙いではあったが,今のところぎょっとさせているだけかもしれない
ここまで踏まえてもう一度デライトを見直すと,もしかしたら全く違うものに見えてくるかもしれない