情報系分野の学会等のシステム
タイトルは仮
論文誌,学会等の位置付けについて調べているけど、正しい理解を持てているか分からないblu3mo.icon ので、とりあえず理解を書き出してみる
以下の内容がもし間違っていたら教えてください🙏
日本の情報系の学会についてはよく知ってるのでなんでも聞いてください 増井俊之.icon
まぁ私の言ってることが正解とは限らないので、他の人にも聞いてみてくださいな 増井俊之.icon
ありがとうございます、分かりました🙏blu3mo.icon
松尾さんの言ってることは本当だと思います 増井俊之.icon
このページに増井俊之.iconが書いたことは、IT系研究者なら誰でも知っていることですが、明文化する人はいなかっただろうと思いますね 増井俊之.icon
あんまりおおっぴらに言うようなことでもないかもしれませんし
断片的情報しか見つからなかったので、色々聞けて助かりました🙇♂️🙇♂️blu3mo.icon
研究者を目指すなら、王道(?)みたいなのがあるのでそれをさぐってみてください 増井俊之.icon
ベンチャーを目指すなら、ここに書いたことは何の役にもたたないので忘れてください 増井俊之.icon 日本の場合
学会
日本の場合、査読なしの全国大会を開くことが法律で決まっているらしい 増井俊之.icon ちょっと練習のために発表しに行く、のはOK 増井俊之.icon
座長はマトモな人だと期待できるから意見をもらえる可能性がある
基本的にフィルターは無いから、そこまで権威はないのかblu3mo.icon
というか全く権威はありません増井俊之.icon
ググると名前が出るようになる、というメリットはあるかも 増井俊之.icon
こっちはただ載せるだけ?
載せるだけという意味は? 増井俊之.icon
いちおう論文誌が一番権威がある 増井俊之.icon
けっこう大変な査読があるからです 増井俊之.icon なるほど(学会大会がメインで論文誌はおまけ、みたいなイメージだった)blu3mo.icon
そのイメージは間違ってます 増井俊之.icon
博士号を取得するためには論文誌の採録が必要、みたいな大学が多い 増井俊之.icon なので、日本の学会で英文論文誌を出そうゼという話がよくありましたが、まったく成功してないです 増井俊之.icon
日本の学会に英文で投稿するぐらいなら海外の論文誌に出せばいいですからね
(日本人研究者に限っては)日本の論文誌は海外より注目の集まる物という理解であってますか?
いいえ、日本の論文誌は日本人研究者すら読まないです 増井俊之.icon
でも日本人にとっては英文論文より読みやすいからそれなりには読まれてるかも
いや、時間は1~2年程度ですね 増井俊之.icon
なるほど、それでもそれなりにかかるんですねblu3mo.icon
博士号を取得するために論文採録が必要なのに、それに時間がかかるために苦労してる人はとても多いですね 増井俊之.icon
研究会
学会の下部組織
組織というほどでもなく、グループですね 増井俊之.icon
年に何度も「研究会」というイベントを開く
論文やポスター発表等が集まり、お互いに意見を言い合う会
学会大会より狭い分野
海外の場合
カンファレンス
比較的早く世に出せるので、こっちがメイン的位置付け
日本の学会大会との違い
比べちゃ駄目です増井俊之.icon
位置付けが全然異なるという意味ですか?blu3mo.icon
全然違うものを比べても仕方がありません 増井俊之.icon
日本の全国大会がかなり特殊なものと理解ください 増井俊之.icon
ジャーナル
出るまで時間がかかるので、あまり注目は集まらない
ただ権威はある
書くのは大変だし誰も読まないwので書く意味はほとんどないです 増井俊之.icon
トップカンファレンス(名前だけ知ってる)
これは権威のある学会大会を指している?
そうです 増井俊之.icon
日本には権威のある全国大会はありません 増井俊之.icon
査読ないしね
査読があるので論文と同じ扱いになります
なるほどblu3mo.icon
情報系の学科の場合ですけどね 増井俊之.icon
情報処理学会の論文誌に採録されるより、SIGGRAPHに採録される方が10倍難しい 増井俊之.icon
カンファレンスに採録、とはそこで発表等ができること?blu3mo.icon
そうです 増井俊之.icon
海外のカンファレンスの役割が、日本では論文誌と学会大会で分担されているというイメージであっていますか?blu3mo.icon
そういうわけではありません 増井俊之.icon
海外には学会大会なんてありません 増井俊之.icon
海外コンファレンスと似たものが欲しいということでWISSとかを作ったのです 増井俊之.icon 日本の論文誌と海外ジャーナルは似たようなものだけど、インパクトは全然違う
内容の問題ではなく、言語の問題です 増井俊之.icon
WISSを作ったのは 増井俊之.icon です。インタラクションはそれを真似したものですね。
/icons/なるほど.iconblu3mo.icon
私もインタラクションコンファレンスの委員長やってたこともありますし、適当に棲み分けてるんですね 増井俊之.icon
他分野:情報系以外のほとんどの研究分野では、ジャーナルの方が権威が高いとされる。ジャーナルでは長い期間で綿密な査読があり、信頼性が高いというのが主な理由だと思われる。
なるほど?
そのとおりです 増井俊之.icon
情報系の海外ジャーナルの場合、採録まで5年ぐらいかかるのが普通で、採録されたころにはそんな技術はもう時代遅れになってますね 増井俊之.icon
国際会議でも実は同様で、採録まで1年以上かかるのが遅すぎですね 増井俊之.icon
そんなに時間のかかるものなのか、驚きblu3mo.icon
採録まで1年、は言いすぎかな 増井俊之.icon
でも投稿から発表までは1年かかります
発表時は、発表者も内容を忘れてたりするものです
査読とかあるのでそうなってしまうのです 増井俊之.icon
だから情報系のジャーナルなんか誰も読んでないですね 増井俊之.icon
情報系のジャーナルなんて聞いたことないでしょ? 増井俊之.icon
今まで違いを分かっていなかったけど、読んでたものを確認したら確かに大体Conferenceの物でしたblu3mo.icon
そういうものなのです 増井俊之.icon
情報系のジャーナル論文は、短くて5年遅れですね 増井俊之.icon
なので読む価値はありません
でも一応権威はあるので、書く研究者は存在します
研究費ゲットとかに使うんじゃないのかな
知らんけど
結論? 増井俊之.icon
情報系論文として意味があるのは海外コンファレンス論文だけである
特に、トップコンファレンスの論文は大変価値が高い
SIGGRAPH, SIGCHI, SIGIR, その他沢山ある
日本の全国大会の発表は、成果としては何の意味もないが、発表練習とか意見調査とかには有用なこともある
日本人の学会の研究会は、成果としては何の意味もないが、濃厚な意見をもらえる可能性は高い
なので割と出席すべき
懇親会とかで人脈増やすことができたり
研究者になりたいなら海外トップコンファレンスを目指すのが良い
ところが...
海外トップコンファレンスも色々癖があって、実はゴミみたいな論文も多い
なので 増井俊之.icon は個人的には嫌いなのだが、評価が高いのは確かなのでした
将来、もっとマトモな世界になることを望んでいます