后土
后土(こうど)は、四御の唯一の女神であり中国道教の最高位の全ての土地を主宰する地母神。大地山川・陰陽と生育を司る墓所の守り神であり、主に女性や死は陰と位置づけられる事から、墓所の神は女神となった。城隍神や土地爺と共に土地の守護神の一種に位置づけられていた。 五行思想それぞれに神を配し五行を司る神(五佐)であり、木の神は句芒・火の神は祝融・土の神は后土・金の神は蓐収・水の神は玄冥。方位を東西南北中央に分けるが、中央は土に通じるので、土の神でもあり、その帝は黄帝、その佐は后土、その獣は黄竜。遥か昔に神農の後裔・黄帝を補佐したとされる。