公共圏
しかし公共圏は、19世紀になって国家が経済に介入し福祉国家化していくなかで、その自律性を失い解体していったとされる(『公共性の構造転換』〈62年〉)。 最近のハーバーマスは、こうした悲観的な見方を訂正し、公共圏を現代でも成り立つものとして積極的に捉えるようになった。公共圏という言葉が現在注目される理由の1つは、各人がそれぞれの関心と趣味の領域を生きるポストモダン状況において、社会に対する「共通の関心」を作り出すことが求められているからであり、また文化の異なる人々同士が地域において共生していくために、住民としての「共通の関心」を軸にしたつながりが求められているからである。 (西研 哲学者 / 2007年)
国家が経済に介入する
国家が福祉国家化する
公共圏が解体される
この3つの関係がわからんnishio.icon