光スキャナー
KTN結晶は1950年代に初めて報告されて以来、巨大な電気光学効果を持つことで知られていましたが、現在まで産業応用が進んでいませんでした。その要因は、大型かつ高品質な結晶を成長することが極めて難しかったためです。2007年にNTTフォトニクス研究所(当時)により、光学デバイスとして使用できるレベルの結晶育成技術が確立されました。さらに、KTN結晶の物性研究を進め、世界で初めて新しい原理により、結晶の屈折率を制御する「空間電荷制御電気光学効果」を見出し、可動部の無い高速かつ小型の光スキャナーを実現しました。 スキャン例
https://gyazo.com/21583c63338990233843fc7b9a55645c
動作の様子
https://www.ntt-at.co.jp/product/videos/ktn_deflector_demo_160912.mp4
どうやって曲げているのかのお話