KTN結晶
電気光学結晶 KTN(KTa1-xNbxO3) | KTN・光学結晶 | NTT-AT 先端技術商品紹介サイト
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KTN結晶とは、カリウム(K)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)からなる酸化物結晶で、既存材料中、最大のEO(Electro-optic)効果を持っています。
この大きなEO効果(Kerr効果)を利用して、小型で可動部分のない光スキャナー(光偏向器)や可変焦点レンズ、また、効率の良い位相変調器などを作ることができます。
特徴
大きなEO効果(s11~=3.0×10-15 m2/V2、ex:δn~0.003 *下記条件)
*εr=17500、400 V/mm、波長 633 nm 弊社調べ
幅広い利用波長範囲
(EO効果が利用できる波長範囲は、488 nm ~ 3500 nmで、内部透過率はほぼ100%という透明な単結晶です)
単結晶をどうやって作っているかのお話
https://www.jstage.jst.go.jp/article/oubutsu/88/5/88_341/_pdf
TSSG法
KTNの単結晶は,TSSG法により製造され,その装置の断面を図5に示す.加熱により溶融したるつぼ内の原料融液に種子結晶を浸け,ゆっくり炉内を冷却しながら種子結晶を引き上げることで,単結晶を製造する方法である.この結晶成長速度は,結晶が良質なほど遅く,1 日当たり 1~2 mm程度である.
VB法
垂直ブリッジマン(Vertical Bridgman: VB)法は,るつぼに入れた原料をゆるい温度勾配がついた電気炉内に置き,加熱,溶融後,ゆっくり低温側に引き下げることにより,単結晶を成長させる方法である
結晶成長