俳句と川柳の違い
テーマ
俳句も人間を詠むことがありますが、それは自然との関わりにおいて詠まれています
川柳:人間が中心であり、人情、人間の暮らし、人生、人の世の出来事 川柳は人そのものをあらゆる角度から観察して詠みます
しかし、最近の俳句は、しきりに人間を詠むようになり、逆に川柳も自然を取り込むケースが少なくありません
川柳には季語が入らない
一、俳句には多く四季の題目を詠ず。四季の題目なきものを雑と言ふ。 (正岡子規 俳諧大要、第四) 一、雑の句は四季の聯想なきを以て、その意味浅薄にして吟誦に堪へざる者多し。(同上、強調cFQ2f7LRuLYP.icon)
例外もある
無季の句でも俳句と成りうる
季語の入る川柳もある
季語が入らないというより、季語という概念がない・季語が入るかを気にしない?yosider.icon
そういうことかもcFQ2f7LRuLYP.icon
連歌、俳諧の発句で、句末に用いて一句を独立させたり、句中に用いて一句に曲折を与えたりする、詠嘆の意をもつ語 終助詞や活用語の終止形、命令形などが主であるが、今日では詠嘆の意で文法的に切れる場合をすべて称している
連歌の発句の例
連歌・俳諧のように、前の句 (または後の句) との内容の関連がある
川柳の例
例外もある
切字のない俳句もあるし、切字のある川柳もある
現代においては切字が古めかしく聞こえるためか、切字が無くても句中に「切れ」がある 俳句の例
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いずれの推敲・添削でも「切れ」が重視されているのが伺える
「死んで」を「死せり」として強く切った。さらに、季語を「冬銀河」に変え、空間の広がりを出そうと考えた。(p.2)
中七に「なり」と断定の切字を用いて、「寒鴉」の堂々とした様子を表現しました。(p.3)
川柳の例
いわゆる「スローガン」で作るような五・七・五は川柳に分類されることが多いのであろうcFQ2f7LRuLYP.icon 深く掘って物事の本質を取り出して提示し、読者をハッとさせること
ユーモア、滑稽味
古川柳と呼ばれる、おびただしい数の作品から、川柳味の源をなす要素を、後の世になって抽出した結果、この三大要素が絞り出されたものです。 この三つの要素は、現代川柳においても確かに重要な屋台骨ですが、これですべてということではありません。世界の体制や文芸の思潮に応じて、「抒情」「真実み」「詩性」「重み」といった要素も重視されています。
from
cFQ2f7LRuLYP.iconさんのプロジェクト
参考
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テーマ、季語の有無、切字の有無、…を並列したいyosider.icon
下の方のはcFQ2f7LRuLYP.iconのプロジェクトから持ってきたやつなので自由に変えてオーケーcFQ2f7LRuLYP.icon
yosider.iconさんのツリーの料理が見事でわかりやすくなった、感謝cFQ2f7LRuLYP.icon
恐縮ですyosider.icon