不思議の環
不思議の環(ふしぎのわ、strange loop)は、階層的な系のいくつかのレベルを通過する周期的な構造である。系を介して階層の上方または下方の一方向のにみ移動しているのに、また元の場所に戻ってくる場合に、不思議の環は発生する。
不思議の環は、自己参照とパラドックスを含むことがある。不思議の環の概念はダグラス・ホフスタッターが提唱したもので、『ゲーデル、エッシャー、バッハ』で広範囲に論じられ、2007年に出版されたホフスタッターの『わたしは不思議の環』でさらに詳細に述べられている。
もつれた階層(tangled hierarchy)は、不思議の環が現れる階層意識システムである。
不思議の環 - Wikipedia
例
バッハの『トノスのカノン』
M・C・エッシャーの『滝』、『描く手』、『上昇と下降』
「鶏が先か、卵が先か」のパラドックス
ウロボロス
シェパードトーン
ペンローズの階段
サインポール錯視
嘘つきのパラドックス
ラッセルのパラドックス
ルネ・マグリットの『イメージの裏切り』