ピレネー山脈の地図でアルプスを渡る話
ハンガリー軍がアルプスを行軍中、不用意に山の奥深くまで分け入り遭難してしまった。このときある兵のポケットにたまたま地図が見つかり、無事下山したのだが、後になってこの地図がピレネー山脈の地図であると判明したという。 ある時、ハンガリー軍の偵察部隊がアルプス山脈の雪山で、猛吹雪に見舞われ遭難した。彼らは吹雪の中でなす術なく、テントの中で死の恐怖におののいていた。その時偶然にも、隊員の一人がポケットから地図を見つけた。彼らは地図を見て落ち着きを取り戻し、「これで帰れるはずだ」と下山を決意する。彼らはテントを飛び出し、猛吹雪の中、地図を手におおまかの方向を見極めながら進んだ。そしてついに、無事に雪山を下りることに成功したのだ。しかし、そこで戻ってきた隊員が握りしめていた地図を取り上げた上官は、驚いた。彼らの見ていた地図はアルプス山脈の地図ではなく、ピレネー山脈の地図だったのである。 似た話。この話ではピレネーとアルプスが逆になってる
読み取れることはなんだろう
危機的な状況でも何らかのよすが(この場合は地図)があれば希望を失わずに行動できる
違うマップでもとにかくあれば大まかなルートを作ることができる
山ではしばしば奇跡(不思議な偶然)が起きる