アビスの呪い
アビスでの発見を携え、帰還しようとする探窟家達を例外なく襲う原因不明の現象。潜る(下降する)際には何の影響もないが、アビス内を上昇すると途端に発生するため「上昇負荷」とも呼ばれる。ヒトである限りこの呪いから逃れる術は無い。 なお
アビスのより深くへと潜る程、帰路にかかる呪いは重く激しくなる。特に深界六層以降の、五体満足での帰還が有り得ないとされる深度へ向かう探窟はもはや帰還しない事が前提であり、『絶界行』とも呼ばれる。作者いわく、「ワクワクする自殺」。 table:<アビスの呪い>
深層 深度 呪いの内容
深界一層 0m~ 軽い目眩と吐き気
深界二層 1350m~ 重い吐き気 頭痛 末端の痺れ
深界三層 2600m~ 上記に加え平衡感覚に異常 幻覚や幻聴
深界四層 7000m~ 全身に激痛 穴という穴から流血
深界五層 12000m~ 全感覚の喪失 それに伴う意識混濁 自傷行為
深界六層 13000m~ 人間性の喪失 もしくは死に至る
深界七層以降 15500m~ 確実な死