この時の「悪」ってなんだろうと考えみると、たぶん悪童時代の経験に由来している
from 「自覚」という言葉が出てきたので私が自分をどう認識しているかというと、「これ以上ないくらいの嫌な奴」だったりする
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この時の「悪」ってなんだろうと考えみると、たぶん悪童時代の経験に由来している
小学生時代の私は普通にというかなかなかタチの悪い悪ガキ
わがまま、暴力的、いじめもするし盗みもする、大人の言うことも全くといってほど聞かない
全く大袈裟でなく、環境が違えばヤクザになっていた可能性が高いと思うくらいの「悪質な」子供
悪行にまともな理由がなく、ほとんど遊び半分だったので
例えば家庭環境が悪くて欲求不満でとかじゃない
大体の悪ガキ仲間は今思えばそういう理由があったんだろうなと思う
ところが、能力は概ね高く一族もそこそこ有力、見た目や雰囲気がどちらというと優等生風だったことでその外道ぶりからは想像もつかないようなチヤホヤを受けた
要は出木杉くん風のジャイアン
喧嘩は強い、運動できる、美術の類も得意、頭も妙に良さげ、金持ちの家、当時でいえばジャニーズ風で外面が妙に良いドクズ
という自意識が私の根底にあり続けている気がする
この極端な内と外の差が強烈な罪悪感を生み出していた気がする
一番身近で私のことを観察していた幼き姉が「性格悪い」を連呼していたのも無理はあるまい
だから、私が「悪」というのはSummer498.iconさんがいうような映画的な(私に言わせればうすっぺらな)悪なんかではなく、本当に目を背けたくなるような、グロテスクで禍々しい悪のこと
12歳くらいである種の「改心」をし始める
恐らく、父から哲学について教えられたのがきっかけ
父は自分以外の男兄弟4人全員が東大・京大含めた国立大を出ていくなかで、学生運動に興じたりして埼玉大数学科を中退した「落ちこぼれ」だった
数学と哲学に強い関心がある人で兄と一緒に80年代に IT 起業を経験
だから私は IT 起業家2世として J-IT に強い思い入れを持っている
やはりちょっと癖強な人で、私に「哲学」という言葉を最初に教えた人でもあった
この頃から私もいくぶん内省的になり、悪い子供だった自分に対する羞恥と後悔の念が津波のように押し寄せてきたのをよく覚えている
東京の私立中に入ってみるも退屈過ぎて即不登校に
いま思えば自分を変えなければという意識が大き過ぎたのだろう
間もなくネット黎明期到来、以後19歳になるまで学校にも行かず働きもせず快適な環境で贅沢なネット漬けの生活
この間私は普通にタチの悪い2ちゃんねらーであり、適当なスレッドに乱入しては癖強な自説で大人たちを圧倒して笑っている、やはり悪魔的なところのある少年であった(何も変わってないじゃんと言われるかも)
17歳の頃、輪郭法とデルンを「ほぼ遊びで」思いついてしまう
これが私の運命を決定的に変えた
この理論と技術があれば世界を大きく変えられる
しかし理論と技術だけでは成功しないだろう
「この事業」の中心には「新しい世界」を示せる「新しい人間」が要る
自分はその人間になれるのか?という地獄のような自問自答が始まる
2年以上、そのことだけを考え続けた
自分の性格から容姿の細々としたことにいたるまで、人格のあらゆる要素を誰よりも厳しい「審査員」として批判的に検討し続けるという日々である
答えは出ず、痩せ細っていった
ある日、鏡で自分の姿を見ると、醜い怪物にしか見えない何かがそこにいた
それと同時に、かつての自分の悪行が走馬灯のように頭をかけ巡る
気付いたら首をくくるためのロープの準備をしていた
ここまで語れば、私が自分の中にある悪をどれだけ重く捉えていたか、少しくらいは想像がつくかもしれない
それはいわば「精神の癌」である
その後、当然ここに書きれないくらいの出来事があり、私は社会復帰して今にいたるのだが、以後の私にとって悪は単なる「実用的な道具」である
悪人であることの利点は、悪や悪人に動じずに済むということ
世間ではプーチンが悪い、トランプが悪い、などと言っているが、私から見ると政治家なんてやってる時点でなんか真面目な人達だな、という印象
悪をもって悪を制すというか、私ならどんな悪人でも悪人として殴れるし、どんな偽善でも平気な顔をして演じられる
私にとって、もう善か悪かは何の問題でもなくなった
自分が悪人だとするなら、ただ事業の目的にとって最善のことだけを考え実行する人間として上手く利用してしまえばいい、というわけだ
ここから話を本筋に戻して私にとっての結論めいたことを書くなら、どこで誰がどう思おうが誰に何を言われようが、私はデライトにとって最善のことをするだけ、これまでもこれからも、ということになる
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あー、この背景なら確かに悪をそういう感じに認識しそう。
てかこんな絵に書いたようなストーリーを背景に持つ人居るんだ。
驚くほど(その結果を導くために)理想的なエピソードと
驚くほど典型的な思考過程と
驚くほど典型的な結論を見て本当に絵に書いたような話だと思っている。
人格類型論を支持したくなるくらい型にはまったストーリーで驚くほど驚いている。
興味深い。なるほど。Summer498.icon
重ね重ね不謹慎で申し訳ないんだけど、今わたしはこれ以上ないくらいまっすぐぶつかってきてくれたSummer498.iconさんに対して湧いてくる感謝の念を抑えきれずにいるhiro.icon
ネット上でこんな対話体験できると思わなかったもん
いまこの瞬間は、割と人生の一場面として貴重なんじゃないかなとすら思う
こんな事言われたのは初めてSummer498.icon