うろうろ
1 あてもなくあちこち歩き回るさま。「道に迷って―する」
2 どうしたらよいかわからずに困りはてているさま。「突然の訃報に接して―(と)するばかりだ」
道に迷ったり、どうして良いのか判断できずに困って彷徨っている様子を、一般的に「うろうろする」と表現します。 これは様々な心の汚れを表す総称です。煩悩と同じような意味と思って下さい。 私たちの六根(五感+意識)から煩悩が流れ出て、心が惑う状態を有漏と言いますが、それが重なり〈うろうろ〉と表現されるようになりました。 一方、流れ出る煩悩や汚れが無い状態を〈無漏(むろ)〉といいます。 ですので、あえて覚りに至った人を表現するなら〈むろむろ〉となります。