いろは歌
いろは歌(いろはうた)とは、仮名を重複させず使って作られた47字の誦文ずもん。七五調の韻文で、作者は不明だが10世紀末から11世紀半ばの間に成立したとされる。 のちに手習いの手本として広く受容され、近代にいたるまで用いられた。転じて「いろは」は初歩に習得しておくべき事という意味も持つ。またその仮名の配列は字母表の「いろは順」として、中世から近世の辞書類や番号付け等に広く利用された[1]。 いろはにほへと
ちりぬるを
わかよたれそ
つねならむ
うひのおくやま
けふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす
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胸に埋み火 凍れ袖
吹け山颪
わたりをもとめず 褪せる雪
ちいさく かへらぬ 花の宴よ
むねにうつみひ こほれ そて
ふけやまおろし
わたりをもとめす あせるゆき
ちいさく かへらぬ はなのえんよ