Wikipediaのアンチパターンの日本語訳がひどい
https://ja.wikipedia.org/wiki/アンチパターン に載っているアンチパターンの日本語訳がひどい件
なんでこんな日本語訳になったかご存知の方はいませんか
ご存知ではないけど履歴を見ると初版書いた人が独自翻訳したのが原因じゃないかと思ったSummer498.icon
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=アンチパターン&action=history
1999年の書籍 アンチパタ-ン-ソフトウェア危篤患者の救出 の翻訳が、wikipediaの初版に使われたのかな?と思います。taktamur.icon
この本が日本にアンチパターンを伝えた、、と記憶しているtaktamur.icon
全部が変というわけではないが、明らかにおかしいと思われるもの
The Blob
❌肥満児
⭕人喰いアメーバ
「The Blob」は映画のタイトル、邦題は「人喰いアメーバの恐怖」
邦題が変わって、今では「マックイーンの絶対の危機」というらしい
https://ja.wikipedia.org/wiki/マックイーンの絶対の危機
変更の経緯はWikipedaを参照
編集済み
poltergeist
❌お邪魔妖怪
⭕ポルターガイスト
ポルターガイスト、または騒霊のほうが分かりやすいと思う
映画のタイトルでもある
編集済み
golden hammer
❌打出の小槌
⭕ゴールデンハンマー
ハンマーを持つ人には全てが釘に見える
編集済み
stovepipe system
❌システムのおんぼろ煙突化
⭕ストーブパイプシステム
素直に訳しておかないと後で困る
暖房用のストーブのパイプ(煙突)は壊れると、とりあえず手近にあるもので補修されることが多い
そんなことが重なっていくと、煙突の修繕は、分からない人には手が出せなくなる
なので、修繕を重ねて、わかる人にしか分からないシステムを、ストーブパイプシステムという
「システムのおんぼろ煙突化」はこの辺の意訳だろうsuto3.icon
突然、「おんぼろ煙突」が出てくると何のことかわからないと思うが
同様に、「煙突システム」という訳もあるが、これも直感的にわかりにくいと思う
vendor lock-in
❌砂上の楼閣
⭕ベンダーロックイン
どういう意味でこの日本語訳になったのかわけがわからない
どうしてこうなったwwwwbsahd.icon
編集済み
design by committee
❌組織硬直
⭕委員会による設計
デザイン(設計)が抜け落ちて、わけがわからなくなっている
船頭多くして船山に上るみたいな意味
編集済み
escalation of commitment
❌約束の拡大
⭕コミットメントのエスカレーション
ここでいう"commitment"は日本語にはない概念で、約束とは違う意味
そんなこと言うけど、逆に言って日本語の単語と英語の単語のニュアンスが完全に一致する場合自体そんなに多くないのでは?Mijinko_SD.icon
言語も文化も全く違うので、それに伴って単語の使われ方も変わる
お好み焼きと一言で言っても地域によって全然別物が出てくるようなもの
完全に一致しないからといって安易にカタカナ語に和訳するのは違う
英語(もしくはビジネス用語)に親しい人にしか読めないから
英語で書かれた資料のニュアンスを読み取って(多少強引にでも)日本語で意訳して伝えようとしてるから、自分としてはコミットメントの(ry)より約束の拡大の方が読みやすいと感じるMijinko_SD.icon
ほんとにイコールの意味を知りたいなら、それは横に貼ってあるリンクから英語版の原文を読むべき
英語版の原文を見たら変な翻訳だったのでこのページを作ったんですが、これが suto3.icon
この場合では、commitment→約束、escalation→拡大と単語を置き換えただけで、日本語で意訳して伝えようとしてるようには見えません。
一応、"escalation of commitment"をどう翻訳しているか調べて、「コミットメントのエスカレーション」という訳が多いことは確認しています suto3.icon
安易にカタカナ語に和訳したわけでありません
そういう訳が多いことと知らない人に伝わるかどうかは別だと思いますMijinko_SD.icon
個人的には置換先をミスってるだけの印象Summer498.icon
commitment の和訳のムズさはある
契約は結構近そう
別の対応する英単語(contract)があるが
escalation を拡大とするのが違和感
増大、肥大化だろうか
この後も増えていきそう
契約の増大
日本語での表現だと「コンコルド効果」や「サンクコスト効果」が該当すると思う
サンクコストの方にも埋没費用という訳があったりするねSummer498.icon
stovepipe
❌縦割り
⭕ストーブパイプ
ストーブの煙突のような組織のこと
上のストーブパイプシステムにかけているんだろうねsuto3.icon
smoke and mirrors
❌手品師 (ソフトウェア)
⭕誇大広告
直訳すると「煙と鏡」で、これらはマジシャンが観客に錯覚を起こさせるためのトリックの道具であることから、「人をだますもの」「ごまかし」という意味のイディオムとして使われている
No Silver Bullet ← リダイレクトで飛ばされるページ
accidental complexity ← 本来は、こちらを意図していたらしい
⭕偶発的な複雑性
銀の弾などない
なぜこんな訳にしたのか意味がわからない
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=アンチパターン&oldid=71540763 の時点からこの訳ですねbsahd.icon
殆どカタカナの方が意味通じるの草Summer498.icon
wikipedia側を編集しておいたbsahd.icon
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=アンチパターン&diff=prev&oldid=72976853 のときにも翻訳の訂正があったため
カニンガムの法則が適用されたのかな
偉業.iconこれからどうなるのかな suto3.icon
日本語の方がわかりやすいとかはあるだろうけど、一般的な単語使った方がいいというのはあるよねMijinko_SD.icon
日本語にしたがる心理がわからないsta.icon
素直にカタカナ語でいいと思う
やたらカタカナ語を嫌う層が一定数いるイメージだけど、その辺と関係がある?
「いや対応する日本語つくっていかないと日本の存在感埋もれるで」的なことを言われると、たしかにと思う
「素敵でセンスある名前をつけたい」といわれると、気持ちはわかる
ちょっと記憶を頼りにメモ書きtaktamur.icon
2000年頃、書籍の「アンチパターン」が出た
アンチパタ-ン-ソフトウェア危篤患者の救出
1999年だった
「アンチパターン」という考え方が、この本で輸入された、、と思う(多分)
その時カタカナ語ではなくて、翻訳が行われてたのかもしれない
→年月が経って現在「アンチパターン」という言葉も広く普及した
また、カタカナ語表現もだいぶ広まったように思う
「ベンダーロックイン」とか
wikipediaも、最初は「書籍のアンチパターン」前提で書かれていたので書籍の翻訳を使ったのかも。
(1999年、、今から26年前、、うっ頭が)
福沢諭吉や西周の精神も大事とは思うterang.icon