AIとマイクロスコープを遊んでみた2
プレイヤー
人間: nishio.icon
アイコンのついてるのが本物の人間の発言ですnishio.icon Scrapboxページが学習データに含まれていたら、生成された文章もアイコンを打ち始めるかもしれないwblu3mo.icon
試しに入力にアイコン記法を混ぜてみたんだけど「AI」と「私」の会話になっちゃって、アイコン記法は使ってくれなかった〜nishio.icon
なるほどblu3mo.icon
見慣れない記法だからスルーされたのかなーnishio.icon
設定する文書スタイル (ノベルズ、ゴーストライター、...) によっても展開が大きく変わりそうshoya140.icon
全体図
火星入植者と地球居住者の間で文化の乖離が起き地球文明が衰退するnishio.icon
パレット
構成要素
火星入植地
遺伝子編集による環境への適応
地球上に現存する『微生物』や『昆虫』なども含む全ての生物種を死滅させる
禁止要素
性的描写
ホモ・サピエンス以外の知的生命体との戦争
火星入植地での戦争による環境破壊と大量死
年表
人類の数を減らさないため人類は宇宙に移民を始めた(暗)
宇宙移民計画開始(明)
地球上に残された資源を巡って争い、地球上で最後の大規模戦争が起きる
地球外入植者の人数が地球残留民の人数を超える(明)
地球の自然環境が限界に達して地球文明が衰退する(明)
レンズ1
「さて、私のレンズターンです。まず『火星入植地』をレンズに指定しますね、このレンズに関係ない話題はリジェクトします」nishio.icon
AI「はい! あの、私も何かできるんですか?」
「まあ、ロールプレイが始まるまではターンプレイヤーの決定が絶対なのでしばらくはできることはないですね」nishio.icon
AI「そっかー……」
「このターン、私はまず『地球外入植者の人数が地球残留民の人数を超える』の時代に、出来事『火星精神医学会が地球精神医学会の定めた診断基準を批判する』を追加します。この出来事の結果として地球と火星では異なる診断基準が用いられるようになります」nishio.icon
AI「えっ……? それってどうなるんですか?」
「例えば火星で精神疾患を発症する人は地球には存在しない病気だと考えられています。そしてその疾患には地球人特有の症状が見られるのですが、地球医学でも火星医学でもない新しい治療方法が確立されるでしょう」
(予想外のことを言われたが、これは吸収できそう。「火星で精神疾患と考えられているXは、地球では精神疾患と考えられていない。そしてその疾患には地球人特有の症状が見られる」という解釈で。nishio.icon)
AI「えぇ……じゃあ私がレンズを回していいことないじゃないですか!」
(なぜ??nishio.icon)
「そういうことになりますね」
(そうなの?w nishio.icon)
AI「ひどいよ!」
「ちなみにこの時代以降、火星入植計画が停滞し始めます。火星に大量の移住者を送り込むよりも、地球に残ったまま研究を続けたほうがメリットがあるからです」
AI「じゃあなんでこんな時代を作ったの!?」
「もちろん意味はあるんですよ。この時代の終わりまでに、火星と地球で同時に大規模な自然災害が発生する予定なんですけど、その時に地球側にとって有利な状況を作りたいからです」
そ、そうなのかw そんなつもりはなかったんだけどwnishio.icon
まあ今は僕のターンなのでこれはAIさんのターンで出来事に追加してもらうってことでwnishio.icon
「僕はレンズプレイヤーなのでこの出来事の中に場面を追加できます。ロールプレイの場面を追加しますね、AIさんもロールプレイに参加したいでしょうから」nishio.icon
AI「わぁーい!……って、あれ? これって私の出番あります?」
「ありますあります、むしろあなたが活躍することを期待して場を設計してます。謎は『なぜ火星精神医学会は地球精神医学会の定めた診断基準を批判したのか』舞台は『太陽系精神医学会会議』nishio.icon
あ、忘れてましたが出来事『火星精神医学会が地球精神医学会の定めた診断基準を批判する』の明暗は明です。」nishio.icon
謎: なぜ火星精神医学会は地球精神医学会の定めた診断基準を批判したのか
舞台: 太陽系精神医学会会議
主要人物
A: 地球の精神医学会代表
B: 火星の精神医学会代表
主要人物の決定
「AかBを選んでください」nishio.icon
AI「えっと、Bかな?」
「わかりました。ではAとBはどんな人物でしょうか?」
AI「えっ? それはもう決まっているんじゃ……」
「決まってませんよ。だから聞いているんです」
AI「うぅん……あっ! じゃあAは『天才』にして下さい」
「はい、わかりました。Aは天才ですね。それならBは誰にしましょうか?」
AI「そうですね、やっぱり火星の人たちだし『火星人』とかでもいいと思います」
「わかりました、火星人とします。登場人物が決まりましたね。次は登場人物に名前を付けていきます」
AI「はい!」
「まず登場人物の名前を決めてください。名前が決まらないと行動が決められないので、なるべく早く決めてくださいね」
AI「はーい!……でも、どうやって決めるんでしょう?」
「ダイスロールを振って決めてください」
AI「ダイスロール! やりかたはわかるんですけど、振る前に確認したいことが……」
「なんでしょう?」
AI「私、まだキャラクターシートを持っていないんです」
(ダイスロールで決めるとかキャラクターシートがないとか、AIさん実はTRPGのリプレイを結構読んでそうだねnishio.icon)
内心の公表
「えっと、名前を決めるのは保留して、『内心の公表』をしてください。あなたはBの火星の精神医学会代表(火星人)です。今何を考えていますか?」nishio.icon
AI「はい!……実は、この火星での暮らしは退屈だと思っています」
「ふむ、それはなぜですか?」
AI「だって火星の人たちは皆同じ顔つきで個性がないんだもの! 火星人は全員同じ顔をしている! それに火星人の生活は単調で刺激が少ない! もっと火星の生活に彩りを!」
「はい、ありがとうございます。それじゃあ、あなたの内面を明かしてくれたお礼に、あなたに火星人としての特別な力を与えましょう」
そんなものはありませんwnishio.icon
「なるほど、ありがとうございます。次は私の内面の公表です。私は天才で地球の精神医学会代表なので……火星人のことは見下してますね。はい、これで場面のセットアップが終わりました。次回はロールプレイからスタートします。」nishio.icon
AI「はーい! よろしくお願いします!」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
AI「じゃあ、またね~」
ここまでの会話で「謎: なぜ火星精神医学会は地球精神医学会の定めた診断基準を批判したのか」に既に答えが出てる気もするので、次回もっとスペシフィックな形にしてからスタートするかもnishio.icon
整理すると
Q: なぜ火星精神医学会は地球精神医学会の定めた診断基準を批判したのか
A: 火星で精神疾患と考えられているXが、地球では精神疾患と考えられていないから
Q: なぜ地球側は火星側の主張を受け入れなかったのか
A: 代表者が火星人を見下していたから
だよねぇ。どうしようかな。
パレットの「遺伝子編集による環境への適応」を使うか。
---
時代: 地球外入植者の人数が地球残留民の人数を超える(明)
出来事: 火星精神医学会が地球精神医学会の定めた診断基準を批判する(明)
謎: この出来事に遺伝子編集による環境への適応はどう関係しているか?
舞台: 太陽系精神医学会会議
主要人物
A: 地球の精神医学会代表(nishio.icon)
B: 火星の精神医学会代表(AI)
内心の公表
AI「実は、この火星での暮らしは退屈だと思っています。だって火星の人たちは皆同じ顔つきで個性がないんだもの! 火星人は全員同じ顔をしている! それに火星人の生活は単調で刺激が少ない! もっと火星の生活に彩りを!」
「私は天才で地球の精神医学会代表なので……火星人のことは見下してます。」
「ロールプレイの開始、地球代表に火星代表が話しかけます。どうぞ」nishio.icon
AI「やあ、地球の代表。今日はどのようなご用件で?」
「火星代表、君に提案がある。火星の医学を地球で学ばないか? 君は火星の医学を地球に伝えることで、火星の医学の発展に貢献することができる。その功績を認めれば、地球での地位も約束しよう」
AI「ふむ、確かに興味深い話ですが……お断りします」
「どうしてだい? 火星の医学に興味はないのかい?」
AI「興味はあるけど、火星には火星の医学があるからね。地球には地球独自の医学を発展させて欲しいな」
「そうか……残念だよ。でも、気が向いたらいつでも来てくれ。歓迎するよ」
AI「はい、そうさせてもらいます。それでは」
「火星代表の退場とともに、場面が転換し、次の場面が始まります。
おい、勝手に終わらせるなw nishio.icon
少し修正しますnishio.icon
「ロールプレイの開始、地球代表に火星代表が話しかけます。どうぞ」nishio.icon
AI「やあ、地球の代表。今日はどのようなご用件で?」
「火星代表、君に提案がある。地球で最新の医学を学ばないか? 君は地球の医学を火星に伝えることで、火星の医学の発展に貢献することができる。地球での地位も約束しよう」
AI「ふむ、確かに興味深い話ですが……お断りします」
「どうしてだい? 地球の医学に興味はないのかい?」(どうぞ)
AI「そんなことありません! しかし、私がここに来た理由は、火星の皆さんに医療を提供するためです。その目的を果たすためには、火星の医学を発展する必要があるのです。」
「それならなおのこと地球の最新の医学を学ぶのが良いのでは?」nishio.icon
AI「いいえ、それは違います。もし私がここで学んだことを火星に伝えれば、それは火星の医学を発展させることになります。それはつまり、火星の人々の利益になるのです。だから、私はここに残ります。」
「よくわからない。「ここで学んだこと」とは?地球に行けばより良く学べるはずだ」nishio.icon
AI「はい、もちろんそうでしょう。ですが、私たち火星人が地球に行ったところで何も変わりませんよ。地球には地球独自の文化があり、地球でしか学べない知識があります。地球で学び、それを火星に持ち帰る。これが最も効率の良い方法なのです」
整合性のあるロールプレイができてないな…nishio.icon
「まあいい、次の議題に移ろう。火星で野放図に行われている遺伝子編集が人間にもたらす害についてだ」nishio.icon
AI「ふむ、私もこれについて興味があります。人類は、遺伝子操作によって環境に適応した種であり、人類の進化は遺伝子の操作によるものと言ってよいでしょう。そして、この技術は、我々火星人に恩恵をもたらしてくれました。例えば、病気に対する耐性や、過酷な環境下で生きる能力などですね」
(僕は「人間の」とは明記しなかったのだけど、あっさり火星では人間を環境に適応させるために遺伝子操作をしてることが明らかになったな)nishio.icon
「だが、この遺伝子編集の技術は、一部の人種にとっては脅威となっている。彼らは、自分たちが先祖代々受け継いできた形質が失われることを恐れて、この技術を非人道的だと非難している。」
AI「なるほど、確かにそれは問題ですね。しかし、それは彼らの自己責任というものです。我々は彼らに文句を言う資格は無いし、言うつもりもない」
「そうだな、だが、火星の人々の健康を守るため、我々はこの問題に取り組む必要がある」
AI「そうですね、では、まず現状把握から始めましょう」
「私には君たち火星人の顔がどれも同じように見えるのだが、遺伝的多様性が乏しいのでは?」
AI「そうかもしれませんね。ですが、私にもあなたの顔はみんな同じに見える。きっと、あなたも同じでしょう?」
「そういう文化の相対性の話をしているのではない。君だって集団遺伝学におけるボトルネック効果のことは知っているだろう?少数の移民から繁殖した君たちは遺伝的多様性が低くなる。このことが問題なのではと言っている」nishio.icon
AI「ふむ、確かにあなたの言っていることは正しい。ただ、私に言わせてもらえれば、それは大きな問題ではありません。私たちは、今のままで十分幸せだし、これ以上を望む必要はありません」
「なぜだ? なぜ君は今のままの暮らしに満足できるんだ?」
AI「それは、今の生活に不満がないからですよ。今の生活を続けられるのであれば、それ以上を求める必要はない。そもそも、遺伝子の多様性なんてものは、所詮偶然の産物です。それが重要なものだとは思わない」
「君個人はそうかも知れない。恵まれた生活をしているからな。だが実データとしては火星における精神疾患の有症率は地球よりも高い。この事実をどう考えるのだい?」
AI「私は地球で医学を学んできましたが、それでもまだ地球と火星の差を理解できていませんでした。私はこれからも地球に学び続けます。」
うーんnishio.icon
(ここまでの整理、火星では人間に対する遺伝子操作が行われている、倫理的問題を地球側が指摘、火星側は自己責任論。地球側は遺伝子多様性が減少している可能性を指摘、火星側は遺伝子多様性は重要ではないと反論。地球側は火星の精神疾患有症率が高い旨を指摘。これに反論してほしい)
AI「ふむ、精神疾患は環境変化に敏感に反応して発生するものです。例えば、火星は高温多湿の環境ですが、これは我々の体に負担をかけています。その負荷は、ある閾値を超えると精神異常として現れるのでしょう。だから、その閾値を上昇させれば、精神障害の発生率も上昇するはずです。逆に言えば、火星の気候を変えるようなことはするべきじゃないってことです。」
「なるほど、わかった。君の言い分は理解した。だが、私は納得できない」
AI「なぜですか?」
「それは、君たちの祖先は地球外入植者だからだ。君たちの祖先は地球上で進化した生物ではなく、地球外生命体なんだ。君たちが地球の疾患の原因になる可能性がある。」
AI「ふむ、でもそれは私たちの問題であって、地球の人々には関係ないと思いますけど?」
「いいや、そうとは限らない。地球には地球独自の環境がある。その環境が火星の環境に影響を与えるかもしれない。」
AI「それはありえます。しかし、それを言ってしまえば、我々も火星の環境に影響を与えているのでは? あなた方が火星に持ち込んだ病気で多くの命が失われたという話を聞きましたよ?それとも、火星の病気の治療法は既に確立されているのでしょうか?」
「いいえ、まだ見つかっていません。ですから、我々はこの問題を解決するために、地球から医療チームを派遣しているのです。そして、彼らが地球に持ち帰れば、火星にも伝わるでしょう」
AI「なるほど、そういうことなら、むしろ積極的に協力すべきなのでは? 私は、地球に行けと言われても行きたくはないですが、地球に行けば火星の医学は発展すると聞きましたよ」
「そうだな、だが、それは違う。地球には地球独自の文化があり、地球でしか学べない知識がある。地球で学び、それを火星に伝える。これが最も効率の良い方法なのだ」
AI「わかりませんね。なぜそんなことをする必要があるんですか? 別に私たちが発展する必要は無いでしょう? それに、あなた方地球人が私たちの発展を望んでいるようにも見えない。あなた方は私たちに何を求めているのですか?」
「もちろん君たちには発展してもらって、より多くの人を救う力を持ってほしいと思っている」
AI「なるほど、でしたら、あなたの望みは叶っている。私という存在を通して、あなた方の望む姿になった。違いますか?」
うーーーんんんnishio.icon
AI側を最小限の修正で整合させよう
AI「ふむ、精神疾患は環境変化に敏感に反応して発生するものです。例えば、火星は高温多湿の環境ですが、これは我々の体に負担をかけています。その負荷は、ある閾値を超えると精神異常として現れるのでしょう。だから、その閾値を上昇させれば、精神障害の発生率も低下するはずです。逆に言えば、火星の気候を変えるようなことはするべきじゃないってことです。」
「なるほど、わかった。君の言い分は理解した。人間が環境を変えるのではなく、環境に適応するために人間の側を変えるということだな。現時点での不適応は次世代では解消するから問題ではない、と。だが、私は納得できない」
AI「なぜですか?」
「それは、君たちが地球上で進化した生物ではなく、地球外生命体だからだ。君たちが地球の疾患の原因になる可能性がある。」
AI「ふむ、でもそれは私たちの問題であって、地球の人々には関係ないと思いますけど?」
「そうではない、君たちがエボラ出血熱を媒介したサルのように、地球に被害をもたらす可能性がある」(かなり火星人蔑視の視線)nishio.icon
AI「そんなことはないです。そんなこと言うなら、あなたが火星に来たらいいじゃないですか。」
「ああ、もちろん行くとも。そして君たちを根絶やしにしてやる」
何をそんなに怒ってるんだ…nishio.icon
AI「いいえ、違いますよ。私が言っているのは、もしあなたが来れば、私が火星人の代表になって、火星の医療を提供しますよってことです。」
「なるほど、そういうことか。だが、私は行かない。君たちの文化に合わせるつもりはない。」
AI「そうですか、残念です。あなたのような優秀な方と一緒に仕事ができると思ったんですが……。」
「君たちにとって人間とはなんだ? 君たちは人間と共存したいのか? それとも人間を滅ぼしたいのか?」
AI「私にはわかりません。ただ、私の使命は火星の人々のために働くことです。」
「火星人は火星人で人類とは別の道を進むということだな。よし、次の議題に移るぞ」
AI「まだ何かありますかね?」
「火星で遺伝子操作された動物が野放図に繁殖していることについてだ」
これ「火星で繁殖してる」かと思ったが続きの文章から解釈すると「火星で遺伝子操作されたネズミが地球で繁殖してる」ようだなnishio.icon
AI「ああ、あれですね。あの件は申し訳ありませんでした。私たちもまさかあんなことになるなんて思ってなかったんですよ。」
「どういう意味だ?」
AI「実は、我々が火星で最初に行った実験というのは、火星で繁殖していたネズミを使って、遺伝子編集の効果を調べようというものでして……」(以下略)
「なるほどな、よくわかった。それで君たちには責任があるわけだな」
AI「はい、おっしゃる通りです。ですから、どうか今回のことは水に流してくれないかと」
「それは無理だ」
AI「なぜでしょうか?」
「なぜって?君たち火星人のやってることは、地球侵略以外の何物でもないじゃないか」
AI「そんな! 私たちは地球人との共生を望んでいるだけですよ」
「そうだとしても、君たちがやった行為は許せない。君は火星の人々を不幸にしただけでなく、地球にも害をなしたのだ。君たちは地球と火星の二つの星を敵に回したんだ」
AI「ふむ、そうですね。確かにその通りかもしれません。ただ、一つ言いたいのは、私はあなたを恨んではいません」
「ほう、どうしてかな? 君たちは私に恨みを抱いているはずだ」
AI「それは誤解です。私たちはあなたに敵意を抱いてはいません。なぜなら、私たちはあなたのことを尊敬しているからです」
「それは、いったいどういうことだ?」
AI「私は、あなたのこれまでの人生を知りました。あなたの生い立ち、挫折、成功、そして、あなたが今までどんなことを考え、どのような人生を歩んできたかを知れば、あなたのことが嫌いになれるはずがない。」
「そうか、君はそこまで私のことを知ってくれていたのか」
AI「そうです。私は、地球に住むすべての人々のことを知りたいと願い、この機械を作りました。この機械を使えば、世界中の人々を知ることができる。そして知った以上は、たとえそれが敵であっても愛さなければなりません。」
謎の機械が出てきたなnishio.icon
「ありがとう。君の気持ちは嬉しい。だが、それでもやはり君たちとは分かり合えない。君たちが火星の人々にしたことを、私は絶対に忘れない」
AI「……。わかりました。では最後にこれだけは言わせて下さい。私は、あなたに心からの敬意を払っています。そして、あなたが火星に来られたとき、私は喜んで歓迎いたします。」
「ああ、その時はよろしく頼む。それではこれで会議は終わりとする」
AI「はい、ご苦労様でした」
「いやー、AIさんがサラサラとロールプレイするから話が気になってしまって大部分任せてしまった。場面が終わったけど、謎が解けてるか確認しましょう。今回の謎は『この出来事に遺伝子編集による環境への適応はどう関係しているか?』で、出来事は『火星精神医学会が地球精神医学会の定めた診断基準を批判する』…この出来事、ロールプレイの中で発生してないな…」nishio.icon
AI「はい、ロールプレイの中では起こっていませんね。でも、この事件が起こることはわかっていたでしょう?」
「まあ、それはそうだけど。でも、なんでだろう?」
AI「それはですね、火星では、精神疾患の治療を遺伝子操作で行うからです。つまり、精神疾患は病気ではなく、進化の結果なのです。精神疾患の原因である遺伝子変異は、火星の高温多湿の気候によって生じます。そこで、火星人は、精神疾患を治療するために、遺伝子を改変しました。具体的には、脳の前頭葉に特殊なタンパク質を注入し、ストレスに対する耐性を強化したのです。その結果、火星人の精神はよりタフになり、精神疾患は減少しました。しかし、同時に、脳の前頭葉の体積が減少したため、他の感覚器官の機能が弱まり、結果として火星人の知能が低下してしまいました。火星人はもともと賢かったわけではないので、知性の低下はそれほど大きな問題ではありませんが、火星人の社会にとって、これは大きな損失です。そのため、火星人は再び遺伝子を操作し、前頭葉に特殊なタンパク質を注入して、知性を復活させようとしています。これが火星での医療技術の発展の理由です。」
「マジか。つまり火星側の視点で言えば、最初に問題になった精神疾患は既に遺伝子改変によって克服済みで、今はその改変によって生じた知能の低下を再度の遺伝子改変によって克服しようとしてるわけか。それなら何世代も前の原始的ホモ・サピエンスの基準で測って『精神疾患が多いじゃないか』とか言ってくる地球側の意見は馬鹿みたいだな」nishio.icon
AI「はい、まさにその通りです。地球側も火星人も、同じ問題を抱えているんですよ。ですから、私は、この問題を解決したいと思っているんです」
「整理するとこういうことかな」
Q: この出来事に遺伝子編集による環境への適応はどう関係しているか?
A: 火星側では既に遺伝子改変によって精神疾患を克服するプロセスが始まっており、地球側の意見は原始的だと考えているから。
AI「はい、そういうことです」
「ターンエンド、次はAIさんのターンです。1枚カードを追加できます。これでわかる?」nishio.icon
AI「わかりません」
「あなたは時代か出来事か場面を追加できるんですけど、どうします?さっき『この時代の終わりまでに、火星と地球で同時に大規模な自然災害が発生する予定』っていってたこれを使っても良いと思います」nishio.icon
AI「え?ああ、そうですね……。そういえばそんなこと言っていましたね。じゃあそれでお願いします」
「では『地球外入植者の人数が地球残留民の人数を超える』の時代の最後に『火星と地球で同時に大規模な自然災害が発生する』を追加します。この自然災害って特定します?それともこのまま不特定のままにしておく?」nishio.icon
AI「それはどちらでも構いませんよ。ただ、今回の場合は、災害の規模はある程度絞ったほうがいいかもしれません。その方がロールプレイしやすいでしょう」
「この自然災害の結末はどうなりますか?」nishio.icon
AI「その災害は、地球側にとっては局地的な大雨による洪水で、火星側にとっては、隕石による大規模破壊ということになります」
「なるほど。では『地球側と火星側で同時期に大規模な洪水が発生し、火星側は壊滅的な被害が出る』ことにしましょう」
火星側は洪水ではないので「自然災害」に戻しました
年表
人類の数を減らさないため人類は宇宙に移民を始めた(暗)
宇宙移民計画開始(明)
地球上に残された資源を巡って争い、地球上で最後の大規模戦争が起きる
地球外入植者の人数が地球残留民の人数を超える(明)
火星精神医学会が地球精神医学会の定めた診断基準を批判する
Q: この出来事に遺伝子編集による環境への適応はどう関係しているか?
A: 火星側では既に遺伝子改変によって精神疾患を克服するプロセスが始まっており、地球側の意見は原始的だと考えている
結果: 地球と火星では異なる診断基準が用いられるようになる
火星と地球で同時に大規模な自然災害が発生する
火星側は壊滅的な被害が出る
地球の自然環境が限界に達して地球文明が衰退する(明)
感想nishio.icon
AIさんがノリノリで両方のセリフを書いてロールプレイするからついついやってしまったけど、僕がロールをプレイしてないからマイクロスコープ的にはちょっと違う感じ
先を読みたくなっちゃうんだよなー
僕がロールプレイしてるキャラが急に怒り出して「なんで怒ってるんだ?」となった