阿耨多羅三藐三菩提の仏たちわが立つ杣に冥加あらせたまへ
新古今和歌集・釈教歌・1920、伝教大師(最澄)
比叡山延暦寺中堂建立の時に詠んだ歌
一乗止観院、延暦7(788)建立
今の比叡山延暦寺 根本中堂
正等正覚の仏たちよ、私が道場を建立する杣木を切るために立ち入るこの杣山に冥加を垂れたまえ。
阿耨多羅三藐三菩提
あのくたらさんみゃくさんぼだい
サンスクリット語の(anuttarāṃ-)samyak-sambodhiṃの漢訳語であるらしい
正覚 - Wikipedia
(阿耨多羅)三藐三菩提(あのくたら-さんみゃくさんぼだい)(梵: (anuttarāṃ-)samyak-sambodhiṃ)のサンスクリット原義は「(最も優れた-)正しい-知識」、「(最も勝った-)完全な-理解」といった意味だが、漢訳では等正覚・正等正覚・正等覚と同義であり、意味は、生死の迷いを去って、いっさいの真理を正しく平等に悟ることや、仏の悟り、仏の完全な悟り。
from 2023/07/28
仏門における支援へのお願いの一例
そういや通常和歌には敬語が入らないけどこれは入ってるなcFQ2f7LRuLYP.icon
鎌倉右大臣の八大竜王雨やめたまへの歌にも入る
神仏に対して詠む歌の場合には敬語が入るのかもしれない