道聴塗説
どうちょう-とせつ
知識などの理解がいい加減で、しっかり自分のものになっていないこと。また、根拠のない伝聞、受け売りの意。▽「塗」は「道」と同じで道路のこと。道でたまたま聞き知ったことを、また道で得意そうに、人に話し伝えること。
道聴塗説(どうちょうとせつ)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書
出典:『論語』卷之九 陽貨 第十七之十四
論語 (漢文叢書)/陽貨第十七 - Wikisource
「塗」の意義(意味)は塗 - ウィクショナリー日本語版によると
1. ぬる
2. よごす
3. みち、途に同じ
4. 狭い溝
5. 十二月
である。したがって「道聴塗説」において「塗」は3の意味で用いられている
途と塗を見比べると「雨降って水溜りできたのかな」感nishio.icon
なぜ「塗」に十二月という意味があるのだろう?hatori.icon
調べてみると「塗」の異体字に「涂」があり、涂月(とげつ)は陰暦十二月の異称である
涂月(とげつ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
以下の記事によると「涂月」は中国最古の語釈辞典『爾雅(じが)』の釋天の項に由来するとある
「師が駆けずり回るほど忙しいから師走」は本当に俗説?和風月名「師走」考(季節・暮らしの話題 2019年12月01日) - 日本気象協会 tenki.jp
#師走
爾雅 - Wikipedia
道聴塗説してると説明できないところが出てきて理解度が深まるので道聴塗説していきたい基素.icon
類語
口耳之学
口耳之学(こうじのがく)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書
口耳四寸
口耳四寸(こうじよんすん)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書
一知半解
一知半解(いっちはんかい)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書
内田魯庵 鴎外博士の追憶 - 青空文庫
鴎外はドチラかというとクロース・ハアテッドで、或る限界まで行くとそれから先きは厳として人を容れないという風があった。が、官僚気質の極めて偏屈な人で、容易に人を近づけないで門前払いを喰わすを何とも思わないように噂する人があるが、それは鴎外の一面しか知らない説で、極めてオオプンな、誰に対しても城府を撤して奥底もなく打解ける半面をも持っていたのは私の初対面でも解る。若い人が常に眷いて集まったので推しても、一部に噂されるような偏屈な狭隘な人でなかったのは明白である。
だが、極めて神経質で、学徳をも人格をも累するに足らない些事でも決して看過しなかった。十数年以往文壇と遠ざかってからは較や無関心になったが、『しがらみ草紙』や『めざまし草』で盛んに弁難論争した頃は、六号活字の一行二行の道聴塗説をさえも決して看過しないで堂々と論駁もするし弁明もした。
文中の「鴎外」は森鷗外(森鴎外)のこと
四字熟語