荘子に「小説」の語が載ってた
from 2023/07/22
のりしろ:「小説」の語、中国に例があるっぽいので調べていた
荘子に「大説小説」の語が載ってるっぽいcFQ2f7LRuLYP.icon
さすがSummer498.icon
ジャパンナレッジ先生の一部である日本大百科全書(ニッポニカ)先生に聞きましたcFQ2f7LRuLYP.icon
ほぇ~、そんなのがあるんだ(日本大百科全書)、ってニッポニカやないかSummer498.icon
岩波文庫の『荘子』、持ってるから確認したろ!と思ったら自分が四巻中三巻しか持ってないことに気づいたイタロー.icon
任公子為大鉤巨緇,五十犗以為餌,蹲乎會稽,投竿東海,旦旦而釣,期年不得魚。已而大魚食之,牽巨鉤,錎沒而下(鶩)騖,揚而奮鬐,白波若山,海水震蕩,聲侔鬼神,憚赫千里。任公子得若魚,離而腊之,自制河以東,蒼梧已北,莫不厭若魚者。已而後世輇才諷說之徒,皆驚而相告也。夫揭竿累,趣灌瀆,守鯢鮒,其於得大魚難矣,飾小說以干縣令,其於大達亦遠矣,是以未嘗聞任氏之風俗,其不可與經於世亦遠矣。
荘子/外物 - Wikisource
なるほど、わからんcFQ2f7LRuLYP.icon
国立国会デジタルコレクションで検索すると田岡嶺雲の和訳荘子というのが出てきた
該当箇所も読める
https://gyazo.com/30b72cec37141858287f1327f7ada455
田岡嶺雲 訳註『和訳老子・和訳荘子』,玄黄社,1910. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/994561 (参照 2023-07-22)
ちょっときついんでもう少し時代が下ったものを読んでみよう
興文社 編『老子荘子講義』,興文社,大正3.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/918706 (参照 2023-07-22)
https://gyazo.com/d1f3f5b3243387e6f17de21c62130424
外物:外から来た者は信用してはならない、という話を書いているっぽい
https://gyazo.com/00ce2cf9a1ad324c7dcb44bfab517de0
https://dl.ndl.go.jp/pid/918706/1/189
任の公子、大なる鉤と巨緇を為せり、五十犗を以て餌と為し、会稽に蹲り、東海に竿を投げ旦旦にして釣る、期年にして魚を得ず
任国の公子はデカい釣り針と太い縄をつくり、五十の去勢した牛を付けて餌にして、会稽にうずくまっては東海に竿を投げ、毎朝釣りをした。しかし一年やっても魚は釣れなかった。
スケールがデカいcFQ2f7LRuLYP.icon
大魚これを食ふ、巨鉤を牽きて、陥没して下り、驚き揚がりて鬐を奮ふ。白波山の若く、海水震蕩し、声鬼神に侔しくして、千里に憚赫す。
(そうしていると)大魚がこれを食べた。デカ釣り針をひっぱり、深く水中に潜っては水面に驚きあがってヒレをふるう。白波が山のようになり、海の水は震えて動く。声は鬼神のそれにひとしく、千里先までも驚きおそれさせた。
任公子、若かる魚を得たり、離して之れを腊にす。淛河より東、蒼梧より北、若かる魚に厭かざる者莫し。
任国の公子はこの魚を得て、切り離して干し肉にした。淛河より東の人々、蒼梧より北の人々で、この魚の肉に飽きたというものは誰もいなかった。
語釈
淛は浙江の古い呼び名であるらしい。(新選漢和辞典)
仮に浙江省だと考えると中国の東に位置してる
https://gyazo.com/b3a9f97a8f767101166881d505c048caN29.7208997,E107.7313119,Z6
而後、後世の輇才諷説の徒は、皆驚きて相告ぐるなり、それ竿累を掲げ、灌瀆に趨きて鯢鮒を守るは、其の大魚を得るに於て難し。小説を飾りて以て縣令を干すは、其の大達に於いて亦遠し。是を以て、未だ嘗て任氏の風俗を聞かざるは、其の與に世を経すべからざるも遠し。
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