冬と月の歌
from 2022/12/08
冬と月の歌
折しも満月なので「冬と月」の歌を探してみよう(いくらでもある)cFQ2f7LRuLYP.icon
月といえば秋、いわゆる中秋の名月が有名である
冬の月が尊ばれ始めたのはいつからであったか?
新古今の頃だと有明の月を詠むことが多い
手元の金葉和歌集では一首見つかった(冬・274)
冬月をよめる 神祇伯顕仲 (源顕仲)
待賢門院堀河の父にあたる人
笙の名人であるらしい
冬寒み空にこほれる月影は宿にもるこそとくるなりけれ
冬の寒さで、空で凍っている月の光は、宿に洩れてくるのが解けるということなのだなあ。
冬の凍る寒さ、冷え冷えとした月の光が家の中に洩れたのを歌っている
氷が解ける、月の光が洩れるというのの結びつきが感じられるだろうか?
私にはよくわからないcFQ2f7LRuLYP.icon
こういうことか?
ひびのはいった器に氷を入れたら水は漏れない
凍ってるから
宿に月の光が洩れて入ってきた
凍っていれば入ってくることはないよね
なるほど、凍る月の光が解けるというのはこういうことか
溶けないともれることはできないということ?yosider.icon
新古今からも一首(冬・607)
冬枯れの杜の朽ち葉の霜の上に落ちたる月の影の寒けさ
「月の光の寒さ」という類型が見て取れる
類型はあるけどそこからどのように逸脱するかが非常に大事
とける光は温かさを感じさせるが、冷たいと感じるときもあるのかyosider.icon
from 2024/01/25
冬の月の歌は何かあるかcFQ2f7LRuLYP.icon
此の木戸や錠の閉されて冬の月
榎本其角
ひとり見る池の氷に澄む月のやがて袖にもうつりぬるかな
藤原俊成
袖に落ちた涙に月が映ったか