仏教童話から学ぶ慈悲と無常(空)
慈悲とは、「すべての生き物が苦しみから解き放たれ、幸せを得られますように」と願うことで、慈悲心が進むと他者を救うために悟りを得たいと欲する菩提心(ぼだいしん)へとつながっていきます。 一方、無常(空)とは、世界のあらゆる物事が私たちに見えている通りのあり方をしていない、物事の本質はない、物事には独立した実体はないという考え方のことです。 この二つがなぜ仏教の中で重要な教えだとされてきたのか
そもそも仏教は
苦しみを取り除くためにはまず、自分が直面している具体的な苦しみに気づきましょう、 というところからスタートしています。
では、苦しみを取り除くためにどうすればよいか
苦しむ原因
物事に本質があると思っていること、
物事は無常なものであるにもかかわらず、いつまでも変わらずに確実なものとして続いていくと考えること、
これが間違いなのです。
事物が確かに存在しているという誤った考え方を土台として、
事物が存在しているという悪いミームによってホモサピエンスは苦しむのであるクオリアさん.icon この「誤った考え方」には名前はついてるのかな。反対の考え方には「無常観」って名前がある 名前があるとワクチンを作りやすくなる
苦しみを取り除くために必要なのが慈悲心の涵養と無常(空)の考え方である 世の中は夢か現か現とも夢とも知らずありてなければ(古今集)