下方変位根音省略体
クラシックの和声学の中でも一番いかつい用語Summer498.icon
V7 や V9 の和音の下方変位根音省略体が見られる
下方変位
V7 や V9 の和音の第 5 音を下方変位させる
短調の場合、{5, 7, 2, 4, (b6)} が {5, 7, b2, 4, (b6)} になる
長調の場合は b6 を 6にする
根音省略
V7 や V9 の和音は根音を省略できる
VIIdim ではなく V として解釈したいのでこんな謎ルールがある
短調の場合、{5, 7, 2, 4, (b6)} が {7, 2, 4, (b6)} になる
長調の場合は b6 を 6にする
合わせると構成音が以下のようになる
短調 {7, b2, 4, (b6)}
長調の場合は b6 を 6にする
構成音を見ると、下方変位第2転回根音省略体にすると裏コードになる事がわかる
元が V9 の場合は裏コード
元が V7 の場合は裏コードの 5 音が省略された形になる
https://note.com/ryosasaki0620/n/nea34d3fc63ad#8c45ae4b-1987-4bce-95a2-dd35b382f499
一番いかついのでエアプするときに真っ先に覚えたい用語
俺はエアプしたいから真っ先に覚えたぞ()
実際は V ではなく、V の V (属調の V 和音) を下方変位と根音省略した上で第 2 転回形等にするので、
ドッペルドミナント下方変位第 2 展開根音省略体 みたいな名前になる
長すぎてイタリアの六とかフランスの六とかドイツの六とか言う名前がついてる
○○の六
増六の諸和音 - SoundQuest
傾性音が欲しいがために6 → b6 へ変位させるという発想が面白いseibe.iconSummer498.icon
イタリアの六
(短調の)ダブルドミナントの・セブンスの・5度下方変位・第二転回形・根音省略
ダブルドミナントの裏コード bVI7 omit 5
フランスの六
(短調の)ダブルドミナントの・セブンスの・5度下方変位・第二転回形
なにこれ?
II7b5/bVI ? seibe.icon
bVI7b5とするほうが単純か
ドイツの六
(短調の)ダブルドミナントの・ナインスの・5度下方変位・第二転回形・根音省略
ダブルドミナントの裏コード bVI7