ピレネー山脈の地図でアルプスを渡る話
ユリイカ(雑誌)の郡司ぺギオ幸夫氏のサド論で知った逸話イタロー.icon
ハンガリー軍がアルプスを行軍中、不用意に山の奥深くまで分け入り遭難してしまった。このときある兵のポケットにたまたま地図が見つかり、無事下山したのだが、後になってこの地図がピレネー山脈の地図であると判明したという。
雪山で遭難した軍隊はなぜ生還できたのか | 世界標準の経営理論 | ダイヤモンド・オンライン
ある時、ハンガリー軍の偵察部隊がアルプス山脈の雪山で、猛吹雪に見舞われ遭難した。彼らは吹雪の中でなす術なく、テントの中で死の恐怖におののいていた。その時偶然にも、隊員の一人がポケットから地図を見つけた。彼らは地図を見て落ち着きを取り戻し、「これで帰れるはずだ」と下山を決意する。彼らはテントを飛び出し、猛吹雪の中、地図を手におおまかの方向を見極めながら進んだ。そしてついに、無事に雪山を下りることに成功したのだ。しかし、そこで戻ってきた隊員が握りしめていた地図を取り上げた上官は、驚いた。彼らの見ていた地図はアルプス山脈の地図ではなく、ピレネー山脈の地図だったのである。
アルプスの地図でピレネーを下山|六角明雄(中小企業診断士・経営コンサルタント・ビジネス書作家)
この逸話の主旨は、事業活動で大切なことは、リーダーの示す方向性(地図)が正しいかどうかではなく、構成員が納得して行動すること(登山隊が地図を持っていることによって、下山できる希望があること)ということのようです。確かに、リーダーの指示が誤っていてもよいとは言い切ることはできませんが、リーダーが正しい指示を示したとしても、部下に納得してもらえなければ意味がないといことも、その通りだと思います。
似た話。この話ではピレネーとアルプスが逆になってる
読み取れることはなんだろう
危機的な状況でも何らかのよすが(この場合は地図)があれば希望を失わずに行動できる
違うマップでもとにかくあれば大まかなルートを作ることができる
山ではしばしば奇跡(不思議な偶然)が起きる
オイラー式数学を連想したhatori.icon