わからない状態からわかる状態にする方法の分析
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わからない状態からわかる状態を手順化できるのではないだろうかと思ったので書いてみる。
「わからない状態」の定義: わからない=ある目的を達する方法がわからないこと、とする
何かをわかりたいというのは、何かの目的を達したいのだと解釈した。
そうしないと「わかる状態」のゴールを定義しづらい
例:
❌ホームページがわからない
⭕ホームページを作って公開する方法がわからない
もちろん、純粋に何かを知りたいから、わからないという状態もある。
この場合も、一定の基準を満たすゴールはあるだろうという想定をした。
例:
❌ホームページがわからない
⭕ホームページという概念を親に説明したい
わからない状態の分解
わからない状態は、ある目的を達するために知識・理解が不足していることである。
「ホームページを公開する方法」を例えとして併記する。
ゴール:「〜を知って目的を達することができる状態」
1. 知識を構成して目的を達することができない
目的を達成するのにはどんな要素があるのかを知らない
例:ホームページを公開するとはどんな作業要素があるのかを知らない
ページの作成、アップロード、セキュリティの考慮などがありうるが、それらの項目そのものを知らない
ラムズフェルドの分類は「未知の未知」にあたるのかな
目的を達成する理解レベルに到達していない
例:HTMLが書けるようになったが、なぜか文字化けする。なぜなのかが分からない。
ラムズフェルドの分類は「未知の未知」
2. 1つ1つの知識の要素や要素間の関係を知らない
1つの知識要素の意味を知らない
例:「ホームページ」とか「HTML」といった言葉は知っているが、意味は知らない
ラムズフェルドの分類は「既知の未知」
知っている知識要素間の関係を知らない・理解できない
例:「ホームページ」や「HTML」という言葉は知っているけれども、HTMLがどうやったらホームページになるかがわからない
👆ちょっとイマイチな例えだった
もう少し良い例えとして、ホームページ上にポリゴンを表示したい、みたいな目的だった場合、WebGLやHTMLは知っているが、HTMLとWebGLの関係が分からない、みたいな感じ。
ラムズフェルドの分類は「既知の未知」か「未知の未知」のどちらか
本などを読むと、1つ1つの知識要素の説明がありつつ、手順がしめされているので、目的を達成するための要素も同時にもたらされる。難しいのは、本に書いてないことを実現する場合で、この場合は上の構造を意識しながら、ネットで調べるとわかるようになる。