物理ベースライティング(PBL)
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実際の照明器具のIES(Illuminating Engineering Society)データを利用する
色温度やルーメンといった実世界の単位を使用して、物理ベースのライトのパラメータを調整できる 物理ベースのライトのカラーは RGB 値ではなくケルビン(色温度)で設定される
1,700 –1,800という低めの値は赤、3,000は黄色、より高い8,000 –10,000の範囲は青の光を表す
明るさはルーメンで設定する
使えば無条件にリアリティが増すというわけではない
マテリアルやシェーダも物理ベースである必要がある
シーンがセンチメートル単位である場合は、セットも同じ単位で正確に設定してから使う
カメラも室内または屋内シーンに合わせてリアルな露出値に調整する
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照度 ≠ 私たちが感じている明るさ
私たちは、光環境を評価する際に、専門家であるか否かに関わらず、「明るい」「暗い」という言葉を使っています。しかし、「明るい」「暗い」という言葉のままでは個人の感覚の差や曖昧さが含まれています。
そこで、“明るさ”を心理物理量として数値化したのが「照度」と「輝度」です。
照度は「ある面にどれだけの光が到達しているか」を表しているのに対し、輝度は「その面から反射された光が、ある方向から見ている人の目にどれだけ届いているか」を表しています。
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輝度対比
薄暗い場所だと文字を読みづらく感じるように、私たちの目が視対象を認識するには、視対象とその背景に一定以上の輝度の違いが必要です。この違いを比で表したものが「輝度対比」であり、違いを認識できる輝度の増分を「識別閾」といいます。
輝度対比は、明視性や明るさの感じ方を大きく左右します。同じ輝度の視対象であっても、背景輝度が高いと対象は暗く見え、反対に背景輝度が低いと明るく見えます。
グレア
たとえば、夜間、車を運転しているときに対向車のヘッドライトの光が目に入ると、目がくらみ近くの歩行者が見えにくくなります。このように、極端に強すぎる輝度によって、見え方の低下や不快感が生じる現象を「グレア」といいます。
グレアは照明環境の快適性を損なうため、グレアが起きないよう輝度が制限された照明器具なども開発されています。
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