知的生産性の3要素―吟味力・拡張力・伝達力
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知的生産の定義
知的生産というのは、頭をはたらかせて、なにかあたらしいことがら──情報──を、ひとにわかるかたちで提出することなのだ
・頭を働かせて行う行為
・あたらしいことがら(情報)をあつかう
・他の人に理解できる形でアウトプットを行う
これに基づいて知的生産を成り立たせている成分を換言してみると、以下の3要素と言えるかもしれない。
吟味力(念入りに調べ考え続ける力)
拡張力(あたらしさを広げていく力)
伝達力(わかりやすく人に届ける力)
nora.iconの背景にあるイメージ
ゲームのユニットの能力値(特に光栄の「三國志Ⅱ」) 知力(内政・外交・策略の類の成功率が上がる)
武力(戦闘や訓練の効果が上がる)
魅力(褒美の効果や登用成功確率などが上がる)
そこにあるイメージと「知的生産性」との繋がり
知力が高い武将がいないと国が発展しないし安定しない
→吟味力の高い知的生産者がいないと人間世界の発展と安定がない
武力特化がいないと領土が広がらない
→拡張力の高い知的生産者がいないと知の範囲が人々に広まらない
魅力が高くないと家臣の忠誠心を上げられない
→伝達力の高い知的生産者がいないと言論に信頼を得られない
これらを揃えることが天下統一の鍵、欠ければ負ける
→吟味力・拡張力・伝達力が揃わないと知的生産は発展しない
バランス型はどこでも役に立つ
→満遍なく力のある知的生産の成果物は活用されやすい
しかし全ての能力値が最高値に近い武将は稀
→一人で3要素を最高水準でカバーしようとするのは現実的でないのかも
でもそういう超人がいないわけではない
能力値がどれだけ低くても武将は武将である
→3要素が乏しくても知的生産は知的生産である
拡張力と伝達力に偏っており、吟味力が著しく欠けている
領土は広がるが知的発展と安定は望めない
能力値の再振り分けはできない気がするので、PV至上主義的である人間が自分の方向性を吟味力を要する知的生産に修正するのは難しそう この三國志的イメージの欠点
実際には、「吟味力を発揮しない」ということで拡張可能性や伝達可能性が高まっている例が多い気がする
武将は全部が高ければ高いほど良いので、そのイメージをカバーできない
隠しパラメータである「人徳」がもし「知力」と反比例している設定であったらそれっぽかったかも
人徳が低いと家臣の忠誠心が減少しやすい
→伝達力の効力が減少しやすいイメージ
本人の能力値の振り分けはできないが、能力値の範囲内で発揮値を振り分けることはあると考えられるか
吟味力の高い人が、吟味力を抑えた知的生産に切り替えてPV至上主義的になることは可能 どの能力で出力するかはトレードオフ
拡張可能性と伝達可能性を高めるために吟味力を抑えるということ
ただし総出力の差が個々にある
本人の能力値が低いものには出力を振り分けられない
ikkitime.icon自分なら、中-低-高 の感じかなあ。
吟味力:60、拡張力:30、伝達力:80とか。