正位置と逆位置
タロットカードには正位置と逆位置という考え方がある。たとえば、愚者は正位置だと「無邪気、冒険家、自由、楽天的」を暗示し、逆位置だと「夢想、愚行、無計画、無謀」を暗示する。つまり、まったく同一のものでも、影響の表れ方が変わってくる。
たとえばこのような考え方は、平面に要素をマッピングするマトリクサーではなかなか出てこない。 静的な捉え方ではないが、しかし動的とも言い難い。
二つの(あるいはそれ以上の)静的な状態がある、ということだろうか。
ある状況ではうまく機能するものが、別の状況では足を引っ張ることがある、という捉え方。
状況との関係性として性質を捉える、ということだろうか。
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「メリットとデメリット」「長所と短所」「表と裏」「ポジティブとネガティブ」といった言い回しでなら習慣的に考えている人が結構いそうではありますが
ただし、「ある事物には反対方向の性質が含まれる」ということを分けていくことと、「ある事物が条件によって異なる意味を持つ」ということを分けていくことが混在している気がする
正位置と逆位置は後者にフォーカスしているっぽい?
rashita.icon
言われてみると、「メリットとデメリット」は似た感じですが、どうも上のインスピレーションを得たときは、それらとは違っている感覚を強く受けました。たぶん、ご指摘の通り、「ある事物が条件によって異なる意味を持つ」という感じが強かったのだと思います。
「意味を持つ」と、「タロットカードは解釈する」が、たぶん関係してそう。