作らなくてはいけない病
作らなくてはいけない病
「物を作れる」、呪縛なのでは?と思うことがたまにあるkuuote.icon
サークルの会誌の組版を手伝ってから、フォントとか、目次の構成とか、ページ番号の振り方とかを妙に気にするようになったinajob.icon 好きな物でこの現象が起きるので素直に楽しめないkuuote.icon
映画好きの知人の話を聞くとこれに近い現象が起きてたから、作り手じゃなくても起きるかもinajob.icon
辻調理師専門学校の校長さんが、「自分はもう料理が楽しめない」という話をしていたのを見たcFQ2f7LRuLYP.icon
(小説の中での話なので脚色が入っているはず)
とあるクリエイター(名前失念してしまった)は作らないと自分の中から何かが溢れて気が狂いそうになると言っていた
物を作ることが生活の一部になりすぎていて、作らないと謎の焦りがあるinajob.iconkuuote.icon
これはどんな趣味にも言えそう
クリエイターだけが唯一じゃない
アレンジャーもいる
チューナーもいる
例
DJは自分で曲を作らない人もいるが、自分の耳でdigってmixし、配列の妙を生み出している
カードゲームで前衛的なデッキを組める人もいるが、そこから大会に勝つためにメタゲームを読んで調整するのが得意な人もいる
これらは似ていながら別の才能
職業プログラマにとって、業務時間すべてが「作るための時間」であるべきかどうか、という議論があるnishio.icon
A: 仕事の時間にはプログラムを書いて、勉強をプライベートの時間でやれ派
B: 業務に必要な勉強は業務なのだから業務時間中にやるべきだ給料も出すべきだ派
C: 何が業務に必要なのか未来は不可知なのだからどんな勉強でも業務時間に含めて良い派
フリーライダーを排除した上でCをやるのが一番効率よさそうkuuote.icontakker.icon 実際はBかな、こじつけで業務に必要という作文をちょろっと書いたり、成果物を見える形で残してるinajob.icon
AIはこの病に対しての処方を提案しようとしているinajob.icon
作ったら負け、ともいえそう
「物を作れる」能力を持ったものはこの2つの症例をバランスよく使い分けて、作るべきもの・作る必要のないものを取捨選択する能力を高めることが求められる?
選択肢が増えることで悩みが増える