ムラサキウミコチョウ
体は紫色から薄紫色。頭楯後端の突起と内蔵嚢後部の突起は橙黄色で、白色で縁どられる。側足をはばたかせて遊泳する。薄紫色のカイメン上でよく見られ、摂食していると考えられているが、歯舌の形状からこれを認めない研究者もいる。15mmに達する。
ムラサキウミコチョウ属。体は紫色から薄紫色。内蔵嚢の後部の突起は長く、その下に小さな突起があり、これらは連続しているように見える。この突起群と頭楯後端の突起は橙黄色。大きく広がる翼のような側足で優雅に泳ぐ。模式山地は相模湾でそれにちなんで属名がつけられたが、分布域はかなり広範。本科の中では最も普通に見ることができる。20mmくらい。
体地色は紫色から菫色。
頭楯後端の 水管様突起( #部位名 )と内臓嚢後部の突起は橙黄色になり縁の部分が白くなる。 尾の正中線上に白線の入るものも見られる。
側足を使い羽ばたくようにして遊泳する。
模式産地は相模湾。
学名読みはサガミノプテロン・オルナートゥム。
体長22mmに達するとされる。
和名は、Tokioka T. & Baba K. 1964 にて提唱された。
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この日4-5匹見つけた。ムラサキウミコチョウだけ。なんの大量発生・・・
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水管様突起が図鑑などの写真で見るよりも長め。また、図鑑で確認している写真だと水管様突起は上部が長く、下部が短い子が多く見られていたが、この日であった個体は下部が長いように見える。あとなんとなく内蔵嚢後部の突起が二股になっているように見える。とにもかくにも綺麗で見ほれるウミウシ。ぜひ泳いでいる瞬間もそのうち見てみたいと思う。