テヌウニシキウミウシ
#ニシキウミウシ属 。体色は灰黄色や赤褐色など大変変異に富む。本種の 外套膜( #部位名 ) の緑は明瞭で、紫色や赤紫色の途切れがちな線で縁どられる。本種の外套膜は鰓( #部位名 ) の前の二対と、鰓後部の一か所、計五か所で横に張り出す。 #ニシキウミウシ とはこの形で識別できる。体は固く細長い。種小名は「薄い」「細い」の意味。稀種。150mmに達する。 体色は赤色、橙色、茶色など変異に富む。
外套膜最外周は紫色や茶色の途切れがちな線で縁取られる。
触角( #部位名 ) 横2カ所と背面中央部2カ所、二次鰓( #部位名 )の前部2カ所と後部1カ所で外套膜が大きく張り出す。 特に二次鰓の後部は上部に立ち上がり、二次鰓を覆うものも見られる。
尾は極めて長い。
触角と二次鰓は体地色と同じ色で白色の斑紋が入る。
150mmに達する。
インド、西太平洋などの熱帯域に分布し、1年を通して浅い岩礁域で見られる。
体色は黄褐色や赤褐色が多いが色彩変異個体も見られる。
#ニシキウミウシ と似た種ではあるが外套膜の張り出しの数で判別可能。(本種の外套膜は頭部、触覚と鰓の間、鰓部分にそれぞれ1対の張り出しがあり、鰓後方に一箇所反り返った張り出しがある) 大型の個体で150mm程度まで育つ。