Ubuntuにおけるディスク容量の削減について
はじめに
しばらくUbuntuをデスクトップ用途で利用していたところ、いつの間にかディスク容量が枯渇してしまっていました... 色々試してみたところ、かなり容量を節約できたのでメモしておきます
ディスク使用量の調査
1. dfで各ファイルシステムの使用量を調べられます $ df -Th
2. duで特定のディレクトリの使用量を調べられます 参考
各種ログについて
code:shell
$ sudo du -h /var/log | sort -hr | head -n 20
code:shell
$ find /var/log/ -type f -name "*.gz" -delete
code:shell
$ sudo journalctl --disk-usage
指定した容量まで削減する
code:shell
# 例)
$ sudo journalctl --vacuum-size=500M
code:shell
$ sudo cp /etc/systemd/journald.conf /etc/systemd/journald.conf.d/00-journal-size.conf
# 必要に応じてSystemMaxUse/RuntimeMaxUseあたりを設定する
$ cat /etc/systemd/journald.conf.d/00-journal-size.conf
SystemMaxUse=1G
RuntimeMaxUse=1G
# journaldを再起動する
$ sudo systemctl restart systemd-journald
# ステータスの確認
$ systemctl status systemd-journald
以下のファイルを確認することで、ローテーションが実施された日付などを確認できるようです
code:shell
$ cat /var/lib/logrotate/status
参考
/var/lib/snapdがかなりの容量を占めているケースがありそうです
不要なパッケージの削除
下記参考ページに記載されている方法で、古いパッケージを削除できそうです
設定
code:shell
$ snap set system refresh.retain=2
参考
Dockerを多用している場合は、以下のページで紹介されている内容を実施すると、かなり容量を削減できそうです 1. 現在のカーネルを確認
$ uname -a
2. インストールされているカーネルの確認
$ dpkg --list | egrep 'linux-image|linux-headers|linux-modules' | awk '{ print $2 }'
3. 2で列挙されたものから不要なパッケージを削除
code:shell
# NOTE: 現在のバージョンは消さないよう注意
# NOTE: 2の表示内容を元に、引数は適宜変更する必要があります
$ sudo apt purge apt purge 'linux-image-4.15.0-*-generic' 'linux-modules-extra-4.15.0-*-generic' 'linux-modules-4.15.0-*-generic'
/icons/hr.icon
以下で使用量を確認
$ ncdu ~/.cache
ここに各種ツールに関するキャッシュが作成されているため、必要に応じて各ツールに応じた対応を実施する
pre-commit gcを実行すると未使用のフックを削除できます
以下コマンドでフォーミュラを削除できる
$ brew cleanup -s
/icons/hr.icon
$ npm cache clean --force
$ rm -rf ~/.npm/_npx
code:shell
$ du -hs $(yarn cache dir)
code:shell
$ yarn cache clean
以下のコマンドを実行すると参照されていないパッケージをキャッシュから削除できます
$ pnpm store prune
以下のコマンドでグローバルキャッシュを削除できます
$ bun pm cache rm
/icons/hr.icon
~/.cache/esbuild/binにバイナリがキャッシュされているため、古いものは削除するとよさそうです
/icons/hr.icon
~/.cache/ms-playwrightにダウンロードされたブラウザーが保存されている () ~/.config/google-chromeに結構な量のデータが貯まっていることがあります (ブラウザーの履歴やCookieなどの情報が格納されている模様)
chrome://settings/clearBrowserDataからデータを削除すると、容量を削減できます
参考
~/.config/BraveSoftwareが容量を消費している場合、brave://settings/clearBrowserDataから履歴などを削除可能
その他の参考情報