エド・イン・ブラック 黒からみる江戸絵画
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写真禁止
狩野了承の秋草図屏風を暗い部屋の中でろうそく風のライティングでみられる展示があった。手元でろうそくの明るさと揺らぎの速さを調節できるインタラクティブ展示で、本当にとてもシンプルだったのだが素晴らしかった。時間ギリギリでなければ、もう少し人が少なければ、あの部屋から抜け出すことができなかったと思う。作品の強度も確かにある。しかし、そもそも屏風は部屋の中に置かれ座ってみられるものであり美術館でみるとき本来とは違う見方になることが多い。今回の展示も本来とはかけ離れていたのかもしれないが、少なくとも目線はあっていた。ろうそくの揺らぎも、本物ではなくとも電気が普及するまでは、暗闇の中で浮かび上がる像は揺れていたことを思い出させる。つまり夜中に見る屏風は映像インスタレーションだったのだろう。他の作品群も江戸時代という(比較的)平和な期間が長く、途中から西洋の知識が入ってくるようなタイミングだったこともあって、作風も幅広く、ユーモアも多く、見ていてとても楽しかった。 江戸時代だと西洋からの影響をもろに受けており普通に遠近法とか出てくる
しかしながらいわゆる日本らしい画風の中にあり、かっこいい。
これバリかっこいい
作者不詳
2025年3月8日(土曜日)~4月13日(日曜日)