進化経済学の経済主体
未来を予想する<前>に,現在の外的環境を認知
過去の経験の記憶を参照しつつ学習。
①限定合理的な主体で、情報収集・計算能力において限界をもつ
自らの内的モデルや記憶にもとづいて外的環境を認知・解釈する
認知・解釈の結果である内的モデルにもとづいて慣習的・定期的な判断と行為を行う,
②判断や行為の結果と内的モデルのズレから学習することで,
自己の内的モデルと認知枠を修正する。
「認知枠」
経済主体が経済活動を行うために一般的ルールを定めた法・世間。
フロー・ストックに関する企業情報(たとえば、利益・損失や資産・負備)
記録・公開するための予会計・雑記などの社会的制度等。
「内的モデル」と認知枠を前提とすると、
経済主体は同一の客観的経済環境に対しても異なる内的モデルをもつ
即ち同一の状況でも異なる判断や行為を行う。
客観的経済環境を変化させる要因となる。
経済環境の変化が意思決定や行為の一義的な変化を帰結するとはいえない
Miyabi.icon多元性のある経済主体モデル