「思考する存在者」とマニエリスム
/nzht/ラプジャード#66445d7276c7f10000d1fe7a
マニエリスティックな運動は、―恒常性を獲得=保持した―事物においてのみ可能である。そして「事物を実存として維持するためには(...)思考が必要なのである」。「換言するなら思考は、それが実存として維持する事物によって条件づけられているということであり、事物は返礼として、思考に固有の足場を差しだすのだ」。即ち、この足場の提供によって初めてマニエリスティックな運動が開始されるのである。