その他の教科での活用ポイント
そもそも「その他」とは?
国語・数学(算数)・社会・理科・英語(外国語)以外の教科等を指します。(もちろんここの場でのことです)
上の5教科に対してマイノリティな教科等の集団ではありますが、それぞれが独自性を持っており、それらが集まって多様性に満ちた集団を形成したグループです。
生活・体育・図画工作・技術・家庭・情報・総合・探究・道徳と分野は多岐に渡ります。それぞれが関連、合科、融合しても構いません。中には上の5教科とつながっても良いです。
つまり「ちゃんこ鍋」的なグループです。だから、誰が来ても良いです。心配ご無用。
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シンキングツールとは
すべての子どもが、知識を活用して新しい考えを作り出す(自分の考えを主張する)ために必要なもの。
自分の考えを整理して可視化することができるツール。
他者と共有してか考えを摺り合わせ、根拠をさらに強くして、もともと持っていた考えを構造化して説明できるツール。
その授業に最適なシンキングツール を選択してよりよく使えば、自分の学びをメタ認知できる。
https://gyazo.com/2e2953907d35a7203507943db1803059 https://gyazo.com/2a356b0a078721c860388df2a381ebea
「その他」におけるシンキングツールの使い方
最初に述べたように「多様性」のある「その他」ですので、これが良い、というものがここであるわけではありません。
それぞれの分野(教科等)の授業案や実践の中から、それぞれのシンキングツール の使い方の良さを発見しましょう。
そしてぞれの参加者が考えをもち、他者と共有して、より良い使い方はどんなことなのか主張できると良いですね。
「その他」におけるシンキングツールの使い方の例
例1:1時間の授業の中で、メインとなる展開場面でシンキングツールを活用します。
1. 図工の鑑賞において、課題を追究し考えを持つための手立てとして使います。
2. 「風神雷神図屏風」を鑑賞していた子どもたちが、似ているがなんとなく違う二人と気付きます。
3. 「何をしている?」から「この二人は仲がいい(仲間)?戦っている(敵)?」と課題が変化します。。
4. 「ベン図」を使って風神と雷神を比較して(共通点と相違点を探しながら)絵を深くみます。
5. そこから課題について意見を交換します。
https://gyazo.com/72e2d604802d7a0ff60d76e3eea9cc19
例2:単元の学習計画をプロット図で組み立て、各授業でシンキングツール を活用します。
総合的な学習の単元(15時間扱い)で、ピーク(山場)となる展開場面がどこか(何時間目?)考えます。
下の図では展開5で自分たちの考えを構造化して、新しい考えを作り出します。(ピラミッドチャート活用)
単元の構成は、まず発散させて、収束という流れがスタンダードです。
下の図では、展開3(ウエビングで発散)→展開4(座標軸で収束)とシンキングツール を活用しています。
カードそのままでシンキングツール を切り替えて、どのカードが必要か絞っていきます。
全体の流れを考え、展開ごとに必要なシンキングツール を決めます。
使いすぎないことも大切。使わない授業があっても良いです。
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以下に、各教科等の授業案がありますのでご参考ください。あなたなりの個性ある授業案を考えてみましょう。Let's thinking!!)
(Xチャート・くまでチャート・クラゲチャート・チャンディチャート・KWL)
(PMIチャート・チャンディチャート・ベン図・情報分析チャート)
(クラゲチャート・ウェビング・Xチャート・フィッシュボーン図・データチャート・チ¥キャンディチャート・くまでチャート)
(ウェビング・クラゲチャート・バタフライチャート・情報分析チャート)
(ウェビング→ダイヤモンドランキング→キャンディチャート→Yチャート→データチャート)
(PMI→座標軸→フィッシュボーン)