語られつつある言葉
/nishio/経験から浮かび上がるまだ名前のない概念
チャンク
from /villagepump/2024/05/31#6659d01c99dd5c00006fea90
何かを学ぶときにチャンクができる
運転
最初の頃
道、信号、標識、歩行者、スピードメーター
事物を事物のまま見ている
慣れてくると
障害物なし、路幅余裕、交差点、信号青、スピード良好、坂
これで言葉にできてるか?
道そのものじゃなくて、速度維持できる状態か否かを見ている
環世界をチャンクで見ている
道、とか、人、とか、事物を見るのは汎用性が高くてネイティブな感じ
そこからタイプ2がエミュレーションで速度維持 or ブレーキを判断する
エミュレーションなので遅い
障害物なし、とか、路幅・信号とかは運転に関わる意味合いを見ている感じ
無意識がアクセルの踏み具合を作る、タイプ1的になっていく
言葉はチャンクだと思う
個人の中にもチャンクができていく
知ったばかりの言葉をやたら使いたがる現象は、発達の段階の中で必然なのではと
理解のひだ
あれも結びつく、これも結びつく、というのを意識的に繰り返して、そのうち無意識でつながるようになる
無意識でつながると表出の必要がなくなって落ち着く
体験に紐づいてないと言葉は無力
組織の中にもチャンクができていく
語られつつある言葉が、個人を超えて組織の中で生き始める
マンモスの肉または遠くへ行くならみんなで行け
組織の中でしか生まれない言葉
マンモスを狩るための語彙、マンモスと(優位に)戦わなければ生まれえなかった言葉
LLM(の中でも、インターネットテキスト集合を環世界に持つもの)は語られつつある言葉を生み出しうるのか気になる
LLMとの協働の中で、言葉を生むのは常に人間の側なのか?
人間の環世界のための言葉と、LLMの環世界のための言葉が違うだけか
LLMの利用と探索のバランス、ハルシネーションから言葉が生まれるか
選択性
学習データからすれば尤度が低かったのに、推論シーンで偶然繰り返し発生したために、イテレーション後の尤度が上がった状態、が生まれるか、検知できるか
組織の中で言葉が生まれてチャンクができていくのをSECIモデルで説明できると思う
こういうのを統合してアーキテクチャにしたい
日本文化のアーキテクチャ
恥文化、侘び寂び、余白、美
長いものに巻かれろ、出る杭は打たれる、情けは人の為ならず
儒教の、OSS文化の、昭和の、アーキテクチャ
文化系の学問に既に分類軸ができてたりするんだろうか...?
分類していいものなのかわからないけど
KJ法の志を聴いてグループ編成するがなんなのか知りたい
ベクトルが近い順に集める、ではない気がする
それは既存のベクトル情報にあてはめている?
志を聴く、というところには、ラベルから経験上妥当な文章を一度創造して、その文章が示す意図で集める、のような
解釈の選択性
リンゴ、トマト、イチゴを植物で集めるか赤色で集めるかの文脈の選択性
脱線.icon選択性は命だと思う
豊かさは選択肢の数
石は間違えないけど選択肢もない、人は選択肢があるけど間違える
解釈の選択性が、なぜか収束する
なぜ収束する?
そこに集まったラベルを順番に読むことで収束する
バラバラになる解釈と、統合される解釈がある
統合される解釈の、正解はわからないが前進していることはわかる力をLLMに与えたい
Scrapboxはアイデアの精製機
cosenseは言葉を生む力が強いと思う
言葉を生む力こそ知的生産ツールに求められるものなのでは
cosenseで組織の言葉を作るために、言葉を作る力を計測したい
語られつつある言葉を見つける方法論