広い庭
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新宿御苑は、江戸時代に徳川家康の家臣・内藤清成が賜った大名屋敷がルーツといわれています。明治維新後に国営の農事試験場が創設され、宮内省の御料地を経て、明治39年(1906)に皇室庭園として誕生しました。
国際外交拠点のパレスガーデンとして発展し、昭和24年(1949)に国民公園として一般に公開されました。
新宿御苑は有料の公園だ。1日券は500円、年間パスポートが2000円だ。毎週月曜に休園日がある以外は毎日開園。臨時で月曜も開園することがある。有料の公園なので、しっかりと整備がされていて、いつきても芝が健康的でうれしい。
僕は年間パスポートを購入した。これはほとんど最高な庭を買ったということになる。2000円で新宿御苑を買うことを想像してみてください。最高じゃないですか?
この公園の広さは半端じゃなく、休日にきたとしても芝でチルるなら十分なスペースがある。もう砂みたいになっているMIYASHITA PARKや、微妙に狭い代々木公園なんかにいかなくてもいいのだ。
僕はほとんど毎日のように5分だけ芝に寝転びにいくのだけど、もうひとつ楽しみがある。ここには芝以外に大温室という施設があって、熱帯植物を観察することができる。
明治8年(1875)に建てられたガラス張りの温室がルーツで、平成24年(2012)に絶滅危惧種の保存・展示を行う環境配慮型の温室となりました。
熱帯・亜熱帯の植物を中心に約2700種を栽培しています。
11月には洋ラン展が開催されます。
この温室はゆったりとした上り坂のふらふらとしているような一本道になっていて、巨大な葉っぱの下や滝の裏側を歩くことができて、山に来たように感じる。特にバナナの葉っぱは信じられないくらい巨大で、それを見るたびに元気になる。だから、誰にも伝えたことはないのだけど、この部屋をバナナのある山と呼んでいる。 山で元気をもらったあとは、芝にそのまま寝転がる。レジャーシートなんていらない。しっかり整備されているので芝をそのまま楽しめる。大地を背中に感じて、目の前に宇宙を感じる。体のまわりでは人々が忙しく動き回っているんだなと思うと笑えてきてしまう。人間は一体なんのために社会を成立させているのか。不思議な仕組みのなかに僕たちはいるな。
トーキョーのど真ん中で何もせずに芝に寝転がれる幸せ。