人間における勝負の研究
- 細部にとらわれず全体を見る 大勢判断こそが最も大事 最善手ではないけれど指してもいい手ならOK、ただし悪手を刺さないということには十二分に配慮する 確率を無視しての勝負事などは勝負師のすることではない
勢いの裏には辛抱がある 負けないように持っていくべきなのか・勝つように打って出るべきなのかを適切に判断できるようにする
指し切りはしてはいけない
タイミングが重要
自分の利害には対して影響のない勝負で必死に頑張ることで運を捕まえる
一生の月や何年かのツキを呼び込む大きな対局は一見何の影響もない一番、自分には影響ないが相手にとって大きな意味を持つ一番である
手を抜くと負け癖がついてしまう
こういう一番にたとえ負けたとしても全力投球していれば後で報われるもの
- 急がば自分で考えろ
人の知恵を借りたり他人の目を気にしないこと
最終的に頼れるのは自分自身の力だけである
- 5~6000時間集中的に努力して一応認められるのが世の中というもの
- 勝負師として一番大切なのは第1感で出来るだけ多くの最善が指せるようになること
- 自分には分からないと分かることの重要さ
①問題の意味は何か ②答えは何か ③自分の力で答えが出せるかの順番で考える
無理だとなったら自分なりの勝負哲学で決断する以外にない
第一感で指した手が最善手かどうかを対局後に鼻血が出るほど考え抜くのが重要
- 大事なことこそ簡単に決めるべし
カン、その裏付けとなる「読み」がたいていの場合存在する 第1感とは別の手が良さそうに思えたのでそれを指したら実際にはその手は悪手だったというケースが多い
おかしいなと第一感で思ったらその話には乗らないほうが良い
- 強いものは威張らない
実力がなくなってしまうと大きく見せたがる 十分に戒める必要がある - 男が勝負に負けたときは何を言われてもじっとしているに限る
- 運も実力、不運も実力
負けは負け 実力のなさの証明
技術的な反省となぜあんな悪手を指したかという心理的な問題を見つめなおす
楽観しすぎたとか焦っていたとか心理的な影響が大きいケースが多い
カンは努力・知識・体験のエキス
好きな分野興味のある世界にあると積極的な前向きなカンが働くようになる
仮説を立てる訓練をすればカンを鍛えられる
そのために核をつける
時計の振り子のようなもので右に触れたらその分だけ左に振れる
左に振れるのが嫌だからと言って真ん中で抑えてしまったら振り子は止まってしまう
真剣な時間があれば遊び惚ける時間があってもいい
- 難解な局面で泥沼に引きづりこむ
自分より強い相手には局面ができるだけ単純になるように持っていく→短期決戦に持ち込む
- まず最悪の場合を考えよ
3通りの読み手があった時にまず考えるのが一番悪い手はどれか、ということ
そして、その際に相手が鋭く応じてきた際にどのような形成になるのかをしっかり読み切ること
- おおざっぱで済むことならおおざっぱにやっておこう
- 弱いものほど早く結論を出したがる
弱い人は待ってられない
第1感もないのにひょっとしたらでは勝てない
- 分からないことはやってみる
実行してみて相手が最善で応じてきたら泥仕合、相手が間違えれば勝ち
その計算に自信があるなら実行する
- 不調になった時は好調のころの自分の生活を思い出してみる
不調の原因の一端が分かってくる
また好調時のゲン担ぎをするというのは案外バカにならない
- 常に今日は何のための日なのかを考える
ハッキリ意識して過ごす事
のんべんだらりといつも同じように漠然と過ごしてはいけない
- 人間は自分が好きで選んだ仕事で生活できることはとても幸せなこと
好きでなければダメ
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