シュレーフリ記号
読み:シュレーフリきごう
英語:Schläfli symbol
対称性の高い多胞体を簡潔に表す記号。
シュレーフリの仕事が有名になるまでには長い年月がかかっており(存命中はほとんど知られていなかった)、その間独立にほぼ同様の記号法をホップ(Hoppe)、ゴセットが再発見していた。
鋭意勉強中。
また、後世の人々によって記法の拡張が魔改造レベルで行われているので、適当なところで理解を切り上げたほうがいい。
例
{p} は正 p 角形。
{4, 3} は立方体。正方形が各頂点に3つ集まる。
{3, 4} は正8面体。正3角形が各頂点に4つ集まる。
↓はどちらも立方8面体。……なぜ縦に? コクセターによる拡張か。(20ページ)
$ \left\{ \begin{matrix} 3\\4 \end{matrix} \right\} = \left\{ \begin{matrix} 4\\3 \end{matrix} \right\}
{3, 4, 3} は正24胞体。{3, 4} が各辺に3つ集まる。あるいは、各面が3角形で頂点形状が {4, 3} である。 s{3, 4, 4} はねじれ24胞体。…… s は何? snub ?(149-151ページ) 文献
H.S.M.コクセター, 一松信(監訳), ほか3名(訳):『正多胞体 高次元正多面体原論』, 丸善出版(2022)
6ページで初めて現れ、以後多用。歴史については例えば141-143ページ。
Polytope Wiki: Schläfli symbol, 未読。