理学部の概要ページ
「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」推薦入試においても、志望学部に詳しくなり、自分が学びたいことと結びつけることが非常に重要となります。
ここでは東京大学法学部がどのような学部なのか、推薦入試ではどのような形態を取っているのかの概要情報をまとめています。また、重視しているポイントや傾向を分析し、解説しています。
理学部まとめ記事
理学部二次試験突破のポイントをより詳しくご覧になりたい方は下記のリンクに飛んでください。
理学部ってどんな学部?
理学部では自然科学を学び、深めるという認識はあるものの多くの人にあるでしょう。しかし、東大が何を目的にどのような理念で教育・研究を行っているかを知っていますか?それを知れば自分も自然科学にどのような態度で臨むべきか、自ずとわかってきます。
東大理学部のパンフレットには理学部とは「森羅万象を『理』を明らかにする学問である」と書かれています。
そして、ホームページには「私たちはどこから来たのか、そして、どこへ向かうのかという人類の疑問をもとに真理に迫る活動を行う」とあります。
つまり、人間の内から自然と湧き上がってくる好奇心や自己や周囲を理解したいという欲求を元に、世界がどのようにできているのかを物理学や生物学、天文学などの学問活動を通して明らかにするということです。
カリキュラムの特徴
専門知識と幅広い視野
他学科・他学部の授業にも参加できる機会を設け、生が各分野の専門的知識に加えて幅広い知識を得る環境を整えることで、狭い分野の知識に偏ることなく柔軟な発想ができる人材を育てることを目指しています。
創造的&主体的
講義のみでなく、個別教育・少人数授業・セミナー等を通じて教員と主体的に議論・討論する機会を設けることで、学生に主体的に学問の方法論を学ばせることを大切にしています。
理論と実践
理論を基礎からしっかり学ぶとともに、それを実験や実験・観測・野外調査などで実践し、確かめる事も重要視されています。
国際性
語学学習の充実や留学生の積極的受け入れ、グローバルサイエンスコースのカリキュラムを充実させて、国際的視野と国際感覚を持たせるという特徴があります。
求める学生像
理学部は自然科学において卓越した能力を有する人、そして自然科学への関心と知的冒険心を持ち、人類社会の持続的・平和的発展に貢献できるグローバルリーダーを育成します。
つまり、自然と向き合い、自分を取り巻く世界を理解したいという知的好奇心の赴くままに 学問を進められ、それを社会に役立てることができる人を求めていると言えます。
一次試験
一次試験の書類選考では、あなたの志望理由とそれまでの活動を証明する書類の提出が求められます。
志望理由書の問い
(1). 東京大学理学部を志望する理由について記入してください。(1000字以内)
(2).大学卒業後の自己の将来像について記入してください。(1000字以内)
(3). 提出資料のある者以外で、自己アピールできる項目があれば記入してください(1000字以内)
(例、自己の長所・高騰在学中の活動など)
一次試験の分析
志望理由書では、どのようなことを研究し、どのように社会に貢献したいのかが問われている。
例えば、
(1)〜の発生メカニズムを研究し、それをグローバル社会で共有し、住みやすい社会作りに貢献したい。
(2)将来は国連◯◯事務局で働き、日本だけでなく、発展途上国の防災に取り組みたい。
日本独自の視点、知識を発信、国際的に共有するために!
(3)自己アピール 自分の長所は、自分が得たことを人と共有することができること。
このように一貫して何に興味関心を持っているのか、どのようなことをしたいのかを科学への愛や長所、思いの強さを織り交ぜながら記述することがポイントです。
二次試験
面接
面接では受験生1人に対して教授9人と25分程度実施しています。その中で受験者の知的好奇心や学びたいという意欲、理学の分野での優れた能力を有しているかを見極めようとしています。
内容
面接は全ての受験生に共通して聞かれる「志望理由への質問」と個々の志望理由に合わせた「個別質問」があります。
「志望理由への質問」は面接の一番初めに5分程度で行われ、理学部面接において唯一、ほぼ確実に準備のできる質問です。1次試験で提出した志望理由書に書いたことはもちろん、提出後から2次試験までも様々な知識や情報を収集・見聞し、それらを盛り込みながら話せると良いでしょう。ただ、長々と述べるのではなく、過不足なく自分を語る上で重要なポイントを伝えられるよう「まとめる」能力が求められます。
「個別質問」では約20分の時間をかけ、面接官たちが事前に提出書類に目を通したうえで、事前に準備されている質問に答える。また、そこで面接官たちがその回答に関連する質問をすることもある。特に理学部は、志望学科の教授が面接に来ることが多いため、かなり難易度の高い知識や学理を問う質問をされる傾向にある。
分析
教授は難解な学術的内容を受験生に問いかける事があります。
(例えば「太陽から地球に太陽エネルギーが単位面積あたりSだけ降り注ぎ、地球がそれを反射するエネルギーをFとするとき、SとFの関係を導け」や「サリドマイドを妊婦さんが飲むと残念ながら赤ちゃんの手足がなくなる危険性があるのに、なぜそれは骨髄癌の治療薬になるのか?」などの質問が過去の受験生に問われています。)
これは、理学部の推薦要件にもあるように、「自然科学の1つ若しくは複数の分野において,卓越した能力を有する」ことを、面接でもはっきり確かめたいという意図の表れでしょう。この対策にあたっては、自分が志望する学科や自分が行ってきた研究についての意欲的な学習を、面接直前まで粘り強く行うことが重要です。また、志望分野に明るい人がいれば、ぜひ積極的に面接練習をお願いしたり、質問してみたりすることで新たな発見があります。
全体的な傾向
募集要項にある通り、自然科学の分野においての卓越した能力を有する人を求めているため、科学オリンピックや数学オリンピックなどで優秀な成績を収めている人などが合格者に多いです。
理学部の教授は、科学などといった分野に対する「愛」を伝えると非常に嬉しそうにすると言う受験生が多いです。そういった深い興味や好奇心が求められます。
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