法学部の面接対策
このページでは、東大法学部の面接の準備方法についてご紹介します。特に一次試験に合格した方。もしくは、東大法学部がどのようなものなのか知りたい方におすすめの記事です。
個別面接の概要・形式・所要時間
東大推薦入試の法学部の個別面接の所要時間は15分〜20分です。
面接官は2人。東京大学法学部の教員が面接官を務めます。
過去の受験者が教授から受けた質問リストは下記のリンクからご覧ください!
個別面接の要点
志望理由書のテーマに合わせた教員がセレクトされる傾向が強いです
(例)志望理由書で移民問題を取り上げた→移民問題、国際政治学の教員が面接官 等
そのため非常に深く、鋭い質問が飛んでくることが多々あります。
自分の関心テーマについて東大法学部の教員、しかもその領域の専門家が15分〜20分間、あなたのためだけに質問してくれる「贅沢な時間」です。
思う存分に準備して有意義な時間になるように心がけましょう。
突っ込んだ質問を容赦無くされる受験者の声が多数報告されています
(例)あなたの学校の偏差値は著しく低いと思うのですが、東大法学部は厳しい環境です。入学後ついていけるのですか? 等
心の準備をして望めると良いと思います。
決してあなたをいじめたい訳ではありませんし、厳しい質問は「期待の裏返し」でもあります。強い気持ちを持って、自分の信念・考えを表明すべく準備しましょう。
大前提として最重要なのは東大法学部がどんな人材を求めているかを理解すること
【求める学生像】現代社会,とりわけグローバルな場でリーダーシップを発揮する素質を持つ学生。すなわち,優れた基礎的学力を備えるとともに,現代社会のかかえる諸問題に強い関心を持ち,実社会の様々な事象から解決すべき課題を設定する能力,さらには他者との対話を通じて,その課題の解決に主体的に貢献する能力を有する学生。
この募集要項の「求める学生像」は本当に大事なので、法学部受験生は何度も、何度も、何度ーーーーも熟読しましょう!(大事なので三回言いましたw)そしてこの「求める学生像」からグループディスカッションで何が評価されているのか、理解が深まってきますよね。要素分解をすると下記の通りになると思います。
(1)現代社会、とりわけグローバルな場でリーダーシップを発揮する素質を持っていること
(2)優れた基礎学力を備えていること
(3)現代社会の抱える諸問題に強い関心を持っていること
(4)実社会の様々な事象から解決すべき課題を設定する能力
(5)他者との対話を通じて、その課題の解決に主体的に貢献する能力を有する学生
まさにこの「求める学生像」にあなたが当てはまっているのか?それを個別面接では審査されていると考えて良いでしょう。当たり前のことではありますが「当たり前のことをバカにしないで、ちゃんと抑える。」それが推薦入試合格においてもとても大事なことなのです。
東大法学部の個別面接で審査されている5つのこと
1、論理的思考力
2、発想力
3、コミュニケーション能力
4、法や政治に対する関心
5、法や政治を学ぶ能力
なぜこのように断言できるかと言えば、これまた募集要項に そのまんま書いてあるからです!
グループ・ディスカッション及び個別面接を行います。グループ・ディスカッションは,その場で与えられたテーマについて,少人数のグループで議論してもらい,論理的思考力,発想力,コミュニケーション能力などを審査します。個別面接では,提出書類・資料に関連する質問などを通して,法や政治に対する関心と,それを学ぶ能力とを確認します。
(東京大学推薦入試募集要項 20pより)
個別面接は実践を繰り返すのが重要
グループディスカッションはとにかく上記のポイントやコツを頭に入れた上で、実践演習を反復することが極めて重要です。ポイントやコツを頭では理解したとしても、それを実践する難易度はまた違った大きさがあります。実践することで、自分が理想とする行動ができたかをフィードバックしてもらうことも重要です。それを繰り返す中で、自分が自分でも気付けていないような「癖」を指摘してもらい、それを修正していく地道な努力が求められます。「ローマは一日にして成らず。」一般入試も、推薦入試も、地道な努力が求められる点では完全に一致しているのです。
特に法学・政治学の専門的知見を元にしたハイレベルな質問にアンサーできる演習を
お決まりの我田引水となってしまい恐縮ではありますが、AO義塾では法学部に特化した個別面接の演習を行なっています。その演習はオンラインでも時間を合わせることが受講できます。実際の東大法学部推薦の合格者、そして数々東大推薦法学部の合格者を輩出してきたAO義塾塾長(慶應法学部および法学研究科卒)の個別面接が無料で受講できます。試験本番と同様の形式で、15分〜20分のの個別面接の演習を行い、その質疑に対してフィードバックします。必要があれば、どのような知識を本番までにインプットしておくべきかの助言も行います。
「法学部の個別面接演習希望」と明記の上でご連絡いただければ、地方在住の方でもすぐに受講できるよう手配します。下記からお気軽にお問い合わせください。
おすすめの自習法ー迷ったらこの三冊ー
自宅で本を買うだけでできる効果的な自習法もご紹介します。特に東大法学部教授である井上達夫先生の『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』は強く推奨します。東大法学部は現代社会の中で「正義」を実現する責務があると私たちを駆り立ててくれます。
法哲学の入門を理解する
『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください--井上達夫の法哲学入門』(井上達夫)
時事問題に強くなる。
『2020年入試用重大ニュース 時事問題に強くなる本』(学研プラス)
面接についてさらに理解を深める
なぜ東大法学部でなければいけないのか?は徹底的に考え抜いておいてください。
東大法学部で学んだことをどのように社会に還元していくのか、真剣に考え、それを決意表明できるようにしておいてください。(真剣に考え抜かなければ、必ず見抜かれてしまいます。付け焼き刃は通用しません。)
東大法学部の歴史について詳しくなっておいてください。東大法学部が近代日本、現代社会にどのように関わってきたか、どのように社会貢献してきたのか。その社会貢献のバトンを繋いでいくことが、あなたに求められています。
皆さんの入試が実りあるものになることを願っています。そして、東京大学への挑戦権は決して誰しもに与えられたものではありません。皆さんが物凄く努力をしている方に違いありません。けれど、努力できる環境すら与えられなかった人たちも沢山います。そんな不公正を正す道具として、法や政治があるはずです。私たちがサポートしたり、関わってきた東大推薦法学部の合格者たちの共通項も、そうした不公正を正そうとする想い想いの「志」でした。
皆さんが東京大学法学部で学ぶ「志」が新たになり、社会貢献の一歩を踏み出すお手伝いとなるような情報提供となったならば幸いです。
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