全体性
対象をそれ自身が含まれるさらなる全体を感じる
対象をそれ自身が何かを含む全体と感じる
対象を起点にさらなる繋がりを感じようとする
対象を境界をもって分離して観ると同時に境界の外側も観る
すべては決して分断されずつながっているのだと感じる
分離・分断は人間・自分が作っていると認識する
体内の細菌も含めた有機体の全体としての自分、組織という有機体の一員としての自分、そして地球という有機体の一部としての自分。自分という存在は有機体の部分であり全体であり、どれ一つとして独立して存在し得ないということに気づくことで人はどのように変われるのだろうか?
体内の細菌や臓器が全体の調和を乱すように振る舞うことで自分の体調が変化し疾病を引き起こすように、人が自然の調和を乱すように振る舞うことでより大きな全体のバランスが崩れて異変が起きることは自明だ。有機体としてみた時に、人は地球であり、地球は人である。
アレグザンダーの全体性の話は、部分ー全体の関係とは別に、形としての全体ー部分・センター・15のプロパティの話が出てきて混乱するのだろう。まずは部分ー全体の関係性(形はおいておく)についての理解を得て、次に形の問題に目を向けるといいと思う。