文化のアーキテクト(建築家)
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「最近の若いのは…」これ、いわれ続けて数千年。歴史をたどれば古代エジプトにまで遡るらしい。みんな、元「最近の若者は……」だったわけで。誰もが一度は通る、青二才。
アイドリス・サンドゥ(Iddris Sandu)、22歳(取材時は21歳)。いま再注目の「テック界の天才」だ。月並みな表現でゴメンナサイ、ニューヨーク・タイムズをはじめ、彼をフィーチャーする記事のヘッドラインには総じてその文言が並ぶんだもの。 10歳にして、初代「iPhone」の登場を目の当たりにして新世紀を感じ、プログラミングを勉強しはじめ、ひょんな出会いから、13歳でグーグルのインターンを経験。それからというもの、15歳でツイッターのデータ解析にはじまり、16歳でインスタグラムへアルゴリズムを提供すれば、18歳を過ぎる頃には、ウーバーやスナップチャットのコンサルを歴任。もう、これだけで「テック界の天才」と呼ばれるに相応しい軌跡を辿る持ち主だけれども、それだけに止まらない。アイドリスの電話帳には、カニエ・ウェストやジェイデン・スミスらの名が並び、2017年には20歳で「アマゾン・ゴー」よりも早く、世界初のスマートショップをラッパーのニプシー・ハッスルをポップアップでつくってしまうなど、テック界とポップカルチャーを縦横無尽に駆け巡る、デジタル時代の寵児なんです。そんな彼は、自分を「カルチュラル・アーキテクト(“文化の建築家”とでも訳そう)」と呼ぶ。カルチャーを理解してテックを使いこなして新しいサービスを具現化する彼は、文化の基盤をつくれるということか。それについては彼自身の言及もあるのでインタビューを読んで欲しい。
このパンチライン半端ないtkgshn.icon*5
実はこのメモをまとめようと思ったのは、edanoshin.iconと喋ってた時に思い出したのでもう一回みんなが見やすい形にしたかったから