トリクルダウンはお金ではなく、テクノロジーやモノという形で起きる
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トリクルダウンは実際機能するけど…お金という形ではなく、テクノロジーやモノという形で起きてるように思える。富裕層がカメラ→中間層もカメラ→貧困層もカメラみたいな。車も、白米も、医療もパソコンも、そんな感じ。いろいろあって、直接お金では降ってこない感。 「利益を最大化する性質」があるので、各プレイヤーは、自分の取り分を出来るだけ多くしたい。だから上位のたっぷり儲けられるプレイヤーは、基本的には生産性や利益率を高めようとする。ので直接下には、お金が大盤振る舞いされない
じゃあそのお金ってどこに回されるの?っていうと、
お金が落ちてくるのは、基本的には、「研究開発」とか「生産性増加の投資」ととか「企業同士の競争で、人材コストが増加」とか、そういう理由で下に流れる感。お金持ちが旅行や食事して、飲食費が下に流れる…みたいのは、そこまで大きく増加しないん感。
むしろ重要なのは、「市場を最大化する性質」。資本主義で儲けるには、市場を拡大して、新しいものを提供し続ける必要。だから、モノはどんどん安くなり性能はあがり、市場規模は拡大する方向に動く。最初は金持ち専用だったモノは、どんどん普及して、庶民や貧困層でもアクセスできるようになる
つまり現実的なトリクルダウンによる貧困層の生活改善は、格差を是正しない。貧困層でもコンビニで白米が買え、ファストファッションでオシャレし、ジェネリック医薬品飲めて、スマホで音楽聴き放題になる…という形で、適用される。
とすると、大事なのは「かつて富裕層だけの特権だったモノ」の中で、最もコスパ良く庶民〜貧困層を拡張・強化できる財は何か?… というのが大事っぽい。そう考えると、スマホ(ネット)と教育が最大のトリクルダウン効率を、持ちそう。 つまり、スマホ買ってインターネットで勉強するのが、一番コスパ良く人…富裕層からのメリットを再移転し、庶民を強化することにつながる