「資本主義ではない世界線では全てのサービスが公共サービスレベルの品質になる」という思考実験
public.icon
/emoji/twitter.icon 某流行りの反資本主義本を読んで浅い論考で簡単に現状を否定して常にオルタナティブであろうとする人間もいるけど、皮肉にも、あなたたちが現状受けれるのに受けられていないサービス(公共制度における申請主義)っていうのが全てになると考えてみてくれ。あれもこれもインセンティブによる発展だよ。
現状、資本主義のおかげで「資本」という画一化されたインセンティブを生み出し、利害を一致させた事による利益は計り知れない あくまで思考実験だけど、社会主義になったとて、劣化するだけなんじゃないかと思っている 現状の公共サービスは提供者である「国家・政府」、その最も近いレイヤーである「自治体」自体が、国民の幸福度を上げるインセンティブがあんまりない 基本的に、法律という強制力があるので、海外へ逃亡する #移動式投票 みたいな概念はあまり脅威ではない 他の国と競争するインセンティブがない
最も重大な指標は納税、それらを支える各施策ではあるが、それらはあまり大きなインセンティブにはなっていない印象
なぜこれを考えたか
https://gyazo.com/4b5948db0b209cce8f64040dfdfb2132
/emoji/twitter.icon 都の仕事って企業向けの取り組みが多い。どうやって支援メニューを適切なタイミングで適切な相手に届けるのか?は重要。だからこういったB2B企業のマーケティング手法って相当に参考になる。今は局別にやってるがB2Bマーケのプロによる都庁デジタルマーケティング部隊が誕生する日もくるのでは。 https://t.co/RclgDjJpwp これらの手法の発展は、資本主義における株式会社という仕組みの上、最大の利益を出すような構造があってだけど、同じように企業向けサービスを展開している自治体(この場合だと都庁)は全くといっていいほどアウトリーチ出来ていない これは一自治体職員が頑張るというよりかは、インセンティブの構造の話だという前提
(もちろん、miyasakaみたいな人が全力でやってくれるのはものすごくいいことではある) 他の具体的なものと接続してみる
/emoji/twitter.icon スタートアップがスライド作ってシード調達するときに、真の社会主義を目指す人間は大量の書類に忙殺されながら科研費を獲得するしかないんすよという。だから今自分達が享受しているものを認知せずに、いきなりオルタナティブにあろうとするのは浅はかすぎる。
https://gyazo.com/4b610179fbdad35a04586bf1b85d9772
スタートアップがスライドを数枚書いて、messengerで馴染みの投資家にリンクを送りつけて数千万円調達するのに比べ、博士号を取っていてどれだけ優秀だったとて、作業に忙殺される中、科研費の資料を作り続け、当然かのようにリジェクトされることを考えたら、現行の資本主義は投資のシステムという発明は本当に素晴らしいものだと思う