「スタンダードプロダクツ」に対する批判
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「スタンダードプロダクツ」に対する批判
ダイソーの生活雑貨ブランド「スタンダードプロダクツ。シンプルなデザイン・そこそこつくりの良いものをかなり安価で。デザインの性質上、どこかが作ってるセンスが良くて作りが良くて高価なプロダクトのそっくりさんを安値で買えるブランドになるんだろうな。この傾向にちょっと疲れてる。
一見いい値段しそうに見えるプロダクトをすごく安く買えて、なんなら暮らし周りを全てそれで賄うことだって可能で、低いお給料でもそれなりに見た目の整った生活空間ができて、お金持ちじゃないけど十分幸せにやっていけるよね。って、優しく麻痺したまんま国全体がどんどん貧しくなっていくのが怖い。
「社会構造を責めず・自分の機嫌をとり・身の回りの調度をそろえ・丁寧に暮らす」糸井重里的思想が広く受け入れられてしまった後に来た無理、という感じもする。手取りが下がり、税が上がり、衣食住にお金をかけられなくなった社会の、ほぼ日ストアの雑貨を買えない層のための、廉価版の丁寧な暮らし。