Hivemapper
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akihisa_ishida トークンやNFTって何に使えるの?という疑問の答えの一つにトークンインセンティブを使ったクラウドソーシングという分野がある。今回はこの分野を少し深堀していこうと思う。 1/
akihisa_ishida クラウドソーシングというのは、小さな作業を大量に必要とするようなもので、それをクラウド(群衆という意味)を活用して調達していこうという考え方だ。そして、この作業をしてもらう対価としてトークンインセンティブを活用するというのが今回のテーマ。 2/
akihisa_ishida 代表的な例だと、例えばユーザーにGPSに紐づいた空の写真を撮ってもらい、それを天気予報に活かすというものや、公共事業における修繕箇所を報告してもらい、効率的な修繕計画を立てるといった用途に利用し成果をあげている事例もある。 3/
akihisa_ishida これらは、1社もしくは1つの団体が運用しているケースでもあるため、集権的に行うことも可能だろう。しかし、利用する側も複数の企業や団体の場合、これらをまとめるためにブロックチェーンは機能する可能性もある。 4/
akihisa_ishida 分かりやすい事例としてはHivemapperというプロジェクトが有名だ。自動車に設置するデバイスを販売し、そのデバイスをつけて運転するだけでトークンを稼ぐことができるというものだ。 5/
akihisa_ishida これはデバイスを装着して運転することで、「今走れる道路」が明確になるという利点がある。日本のように地図事業者が詳細な地図を提供している場合はあまり不便を感じないが、開発段階にある新興国などは日々道路も変化するため、人々が実際に通っている道という情報はとても重要になる。 6/
akihisa_ishida ではこの情報に誰がお金を払うのか。それは消防車や警察車両などの公共、配送業者、保険会社、配送アプリ事業者などだ。彼らがみんなで作った「使える道マップ」を活用できることになる。そこで得られた収益が、配布するトークンの原資となるというエコシステムだ。 7/
①実現にはより多くの人の協力が必要
②今までできなかった課題を解決することができる
③事業者がその対価を支払う
という3つの要素を満たしているという点だ。これによって、循環した経済を作ることが可能になる。
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akihisa_ishida トークンを配るというのはみんなが思いつくと思うが、もう少し深掘りして、そのトークンを誰が負担するのか。そして負担する人にとってなぜお金を払ってまでそれを買いたいと思うのかまで見えてくると、新しい事業のシードが見つかるかもしれない。 9/