EBPMをはじめとした統計改革を推進するための調査研究
public.icon
これは何
https://www.mext.go.jp/content/20210623-mxt_chousa01-100000172_01.pdf
令和2年度「EBPMをはじめとした統計改革を推進するための調査研究」(教育政策の特性を踏まえた根拠に基づく政策形成のあり方についての研究業務)報告書
教育領域を担当する行政官にとって、現状 世の中にある資料では拾いきれない既存資料の行間を埋めることを目的としている
かっこいいtkgshn.icon*3
どこで知った?
Twitter経由
/emoji/twitter.icon 報告書の体ではないがEBPMの重要性と限界が表現されてる文書。こんなものが出てたとは。令和2年度「EBPMをはじめとした統計改革を推進するための調査研究」(教育政策の特性を踏まえた根拠に基づく政策形成のあり方についての研究業務)報告書https://t.co/iH7tlbd2xG
@toshiukiiitoshiukiii.icon September 8, 2021
読んでいく
前提
EBPMの議論は政府全体で本格化しているが、教育分野ではうまくいかないかもしれないという懸念
1. 成果が出るまでに長い時間がかかる
2. 効果測定において、学校で行える要素よりも家庭環境など、介入できない要素が多くある=因果関係の証明が難しい
3. 定量的に測定できる項目が少ない
https://civichat.gyazo.com/fe301bcfe7d409c0b05632d28ec30e95
同じような課題は、第3期教育振興基本計画でも言及されているtkgshn.icon
そのために、文部科学省を中心に「教育EBPMチーム」という、教育分野とEBPMを専門としたチームが発足
教育とDXは投資すればほとんど効果が出ると思っているので、ここに力を入れる(可観測性を高めて、経済的合理性を出す)ことは王道で素晴らしいと思うtkgshn.icon
この発足したチームで定期的に"EBPMと教育"について進めている
その中で仮想施策として設定したのは「学校給食・食育総合推進事業を素材とした文部科学省におけるモデル事業」
給食と成績?とかの感じなのかな?tkgshn.icon
? EBPMとは何か
EBPMとは政策課題を的確に把握した上で、「その政策課題に対する打ち手を検討する際に、有効性を示す情報(エビデンス)を参照する」という行政官が取るべき行動様式を意味します。
まずは、既に有効性が示されている打ち手をケーススタディとして学んでいく
もしエビデンスに裏打ちされていない政策介入を採用する場合は、政策実施前に効果検証の方法も併せて検討し、政策を終えた暁には今後参照可能となるエビデンスを産出できるようにしましょう
従来の政策マネジメントはPDCAサイクルだったのに対し、エビデンスを追加するのが「EBPM」の概念
https://civichat.gyazo.com/87ce75d45a43dfd819feafa7b60f70f4
エビデンスがない場合もあるので、その場合は実証分析に重点を置いて運用をしていく
EBPMでは、「論より証拠」という考え方で、その手段を取ったことで問題を解決することができたのか?という実証分析の結果を重視しています。
https://civichat.gyazo.com/7fcfbe876c991ce32007a69fb72c8e1d
アウトカムの設定方法
1. どの領域に焦点を当てるべきなのか
https://civichat.gyazo.com/3d04c6162426377fd3ce3ef3b57f8911
2. 問題の特定
https://civichat.gyazo.com/832a1d9e671555ac7d5c9fdc3cc4c921
3. 指標の設定
https://civichat.gyazo.com/30bc435da89ca061a48a782e9b6c147c
既存エビデンスの探し方
構造・要素を分解していくことで、類似のエビデンスがあるかを調べる
https://civichat.gyazo.com/1d64204e6f73f5b5293c045f6779d633
具体的には以下のような探し方(ツールがある)
https://civichat.gyazo.com/e4abd8d8c1953317dc999ee35c55600a
「海外でうまくいったから国内でもうまくいくわけではない」に触れられているのが印象的tkgshn.icon
政策形成ではないが、会社経営の文脈でのなぜUber配車サービスは日本で失敗したのか? | Coral Capital#6108154309c5f200007ed5c7とかにも似ているかもしれない
あと少し具体的な項目はあったけど、手法の話だったのでこのメモで取り上げる必要はないと判断tkgshn.icon
気になった人はぜひ紹介されている手法や本も読んでみてください