コメント『うちあわせCast「アイデアをインボックスに入れると……」への感想』
rashita.icon高度4000メートルに位置するアイデアもあると思いますが、それ以外もあると思います。
rashita.iconあと高度4000メートルだとしてどう管理するのか、という問題も別途立ち上がります。
もっともです。ただGTD自体が「基本原則」を提示して、気になることや思考を原則通りに整理すると、ストレスを少なくしてうまく仕事ができるよという提案だと思います。
だから「それ以外」はあるとは思いますが、GTD(とそれを参考にした)システムの場合、4000メートルに乗るか乗らないかはレビュー等で判断して、乗らないものはGTDに載せなくとも別のアプローチに向けることになるのかなと思います。
rashita.icon僕の問題意識はまさにその点にあります。全般的に僕が上のように書いているのは、僕自身がどういう処理をしたらいいのかという疑問からではなく(それは僕自身にしか解決できないので)、GTDという枠組みで解決を示せるものと、そうでないものを線引きしようという感覚です。それは、どこかで言った本をその通りにしか読めないという状態(教科書マインドセット)な人が必ずぶつかる問題だからです。「これはGTDでは扱えないので、それは別のメソッドを使いましょう」ということが明示されるだけで、人の視野は広がるだろうと思います。GTDが良いシステムかどうかという話ではなく(もちろんよいシステムです)、何が管理できて何が管理できないのかを意識的に明示しようと思っていろいろ発現しています。
「高度4000メートルだとしてどう管理するのか」については私もずばりな答えはありません。私は私なりの管理をしてます(後述)。アレン氏の書籍の記事などを手がかりにしたくとも、高度が高くなっていくほど抽象的になり短くなっていくので読者(実践者)が自分で考えろということだと思います。当記事読者にお知らせしたいのは「高度モデルが違うと一緒に扱うのが難しくなる」の視線を私が持っていることです。
私なりの管理としては、高度0〜1000メートルまではオムニフォーカス。それ以上の高度は紙でアイデア出しをして保管は Evernoteになります。
rashita.iconその際のアイデアが所属する「プロジェクト」はどこになるのか
rashita.icon倉下の場合所属する先が明らかなものは「ネタ」と呼び「アイデア」と区別しています。
で、「ネタ」は、上記のような管理方法でうまくいきます。
プロジェクトとする規模や発生要件が人それぞれだと思いますので、私にもなんとも言えませんが、私ならインボックス→見極めるの時に、ゴールが見えなくても「これはプロジェクト的だな」と思ったらアイデアをプロジェクトにすると思います(私の管理してるプロジェクトはたぶんすごく多いと思われます)。
実際に、それが基点で、出世魚のようにプロジェクトの名前を変更しつつ、アイデアから成果あるプロジェクトまで変化させた経験がいくつかあります
名前が変わっても追跡できるシステムにはなっています(背番号を付けるのと、名前をかえた履歴が残るシステム)。
アプローチは実践者によりますし、私のシステムをすすめるものでもありません。
倉下さんはご自分なりのシステムを作られていて「ネタ」はプロジェクト的なもので管理できるのですね
そうであれば「ネタ」(お仕事柄、媒体の企画などであろうと思います)以外のアイデア管理の難しさを、どのあたりに感じているのか、もう少しお話頂ければ、また意見交換ができるかも知れません。
ぜひ「うちあわせCast」にてお話しください。
rashita.iconこの点は11/28配信のメルマガで書きましたのでそちらをご覧ください。
rashita.icon付言しておくと、別に今の僕はこの問題で困っていないので解決したいわけではありません。こういう問題にぶつかっているであろう人に問題の存在を示唆したいだけです。
本投稿より
「これはプロジェクト的だな」と思ったらアイデアをプロジェクトにすると思います(私の管理してるプロジェクトはたぶんすごく多いと思われます)
かなり以前の放送でTak.さんが小規模なものとしては「ヒートテックの洋服を買う」をプロジェクトにしてると話してましたが、私はそれよりもさらに小さい規模のものをプロジェクトにすることがあります。そして出世(変換)していくことが多いです。
- - - - -
メモ
📗:GTDではリストは何個、何種類作っても良いので(例:ジョークのネタリスト)アイデアリストを作ることはできる
📗:さらに未来の自分に向けて「アイデアについて考える」スケジュールを設定する とあります
GTDは紙ベースなのでカレンダーに書いて時間を確保するということだと思われます
takahrt.iconTak.さんたちはそこで失敗したように話してますね。
takahrt.iconカレンダーにばっちりと「ひとりアイデア会議」を設定するとどうなるでしょうか?
📗:アクションは滑走路、プロジェクトは高度1000メートル(日本語版表記、以下同じ)だけど、アイデアは高度4000メートルのビジョンに位置するとされている
takahrt.iconつまり、プロジェクトとアイデアは高度が違うので混ぜられないのではないか。そこがやりにくさになったと私は思います。
rashita.icon高度4000メートルに位置するアイデアもあると思いますが、それ以外もあると思います。
rashita.iconあと高度4000メートルだとしてどう管理するのか、という問題も別途立ち上がります。
📗:高度1000メートルに置くならば、アイデアは「プロジェクトの参考情報」にできる。この場合プロジェクトのリマインダーとは混ぜてはいけない
rashita.iconその際のアイデアが所属する「プロジェクト」はどこになるのか
rashita.icon倉下の場合所属する先が明らかなものは「ネタ」と呼び「アイデア」と区別しています。
で、「ネタ」は、上記のような管理方法でうまくいきます。