【3/4】新発田の可能性を考える(テラスタ「02」渡辺斉さん)
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新発田の可能性を考える
新発田には、いい素材がたくさんあると思いますね。
ただ、だからこそ、なぜもっと色々なことをやらないのかなと思います。
露の玉垣という江戸時代の家老の日記をベースにした本があるのですが、丹念に新発田の日々のことを書いたものがあります。それを読むと、水害や飢饉などにあっている様子が分かるのですが、新発田は災害にあってもずっと米作りをしてきた。米沢藩や村上は災害が起こると漆の産業化など色々なことをやるのですが、新発田はお米にこだわってきた。新発田には、そのような市民性、歴史性があるのかもしれない。
無い物ねだりからの脱却
新発田にはいい素材がたくさんあるから、それを活かした取り組みをすれば、とても魅力的なまちになるのではないかと思います。これまでは観光交流には力を入れてこなかったように思いますが、人口減少社会においては交流が盛んになることが大切。大地の芸術祭もそのような背景で考えたものです。
木村尚三郎さんという東京大学で先生をされていた方がいるのですが、木村さんは魅力的な交流観光のためには4つの要素が必要だと言われていました。1)豊かな自然資源があること、2)まちなみや景観がよいこと、3)食べ物と酒が美味しいこと、4)歴史と文化遺産があること、の4つですが、新発田はすべてに当てはまるのではないでしょうか。魅力を発掘して、磨いて、海外の人にも魅力があるまちづくりをしてほしいと思います。
城下町の都市構造を活かす
「無い無い」というのですが、丁寧に見ていくと、古い建物とか、おじいちゃんやおばあちゃんの技であったり、お菓子づくりの伝統であるとか、いいものがある。
また、新発田川も都市構造の中にうまく入り込んでいるので、水辺の魅力も作っていくことができるのではないかと思う。
発信力を高める
あるレベルを突破した発信をしていくと、日本を代表するような企業も応援をしてくれるようになる。
たとえば、白川郷もそうですし、このあたりですと、キャノンが朝日村を応援しています。そのような企業との関係も考えられるのではないかと思います。
加治川流域を循環型社会のモデルに
加治川は一つの市の中で河川の流域が完結していてすごいと思ったのですが、「水の循環」ということを考えていくとトータルな地域づくりができるのではないか。加治川流域を一つのフィールドとした循環型社会を考えることができるのではないか。
市民団体、NPO、企業等多様な主体によるまちづくり
これからのまちづくりは地域住民の主体性が重要で、役所が表に出てくるのは望ましくない。役所と地域住民をつなぐ中間支援組織、ある種のプラットフォーム的な役割をする場・組織を作り、そこを中心に色々なことに取り組んでいくのが良いのではないかと思います。
美食のまちへ
意外と発信されていないのですが、新発田は食べ物が美味しい。優れた食材がたくさんあるので、これからは「美食のまち」を実現する戦略も考える必要があると思います。
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